精神病院の少女、刑務所の看守…ゴーストハンターが捉えた心霊写真?=オーストラリア
■南オーストラリア/ノース・カプンダ・ホテル
彼女が今までした中で最も恐ろしい経験は、南オーストラリアのノース・カプンダ・ホテルの「Hallway of Hell(地獄の廊下)」で邪悪な男の霊に取りつかれそうになった事だ。
一方、ティラー氏とツアーの参加者も、ノース・カプンダ・ホテルで別の霊的体験をした。ティラー氏は、「サラ」と呼ばれる少女の霊に出会った。このホテルはかつて売春宿にも使われており売春婦がホテルで殺された時、その女の娘「サラ」はホテルの女主人に引き取られたと言う言い伝えがある。
ティラー氏は心霊ツアーを終えてホテルの鍵を閉めていた時、廊下にその少女が立っているのを見た。その女の子は笑いながら廊下を走っていて、影のようなものではなくちゃんとした肉体に見えたと言う。その女の子はその後も何度も目撃されている。ゴーストハンターたちが「そこに居るのはサラ?」と聞くと、彼女は暗い場所の照明を点灯させるということだ。また、心霊ツアーの参加者はホテルの地下の角に立ち尽くす男と思われる画像を捉えた。
■ビクトリア/ギーロン刑務所
またティラー氏はビクトリアにある旧ギーロン刑務所でも心霊現象を体験したと言う。彼が刑務所の3階に上がった時、霊能者がその角に何か邪悪なものが居ると言ったので彼は立ち止まった。すると、動物が入り込むことは全く不可能な場所なのに、小さな唸り声が聞こえてきたと言う。これは本当に気味の悪い経験だったとティラー氏は思い出す。
また同じくこの旧刑務所で『Haunting: Australia』出演者の一人であるガウラブ・ティワリ氏は、階段の脇に立つ看守と思われる画像を捉えた。この画像はスペクトルカメラで撮影されたので赤と紫に見える。このカメラは人間の眼では見られない光スペクトラムを写すので、ゴーストハンターに人気があるという。
■なぜゴーストハンターをするのか?
ティラー氏もケブル氏も面白半分にゴーストハンターをしているのではない。
ケブル氏の最も重要な目的は霊魂が留まっている場所から動く手助けをし、そして次に重要なのは霊的世界の物証を集める事だと優先順位をはっきりと持っている。
一方ティラー氏は心霊現象の証拠を集める事により、死後の世界の証明をしたいと考えている。彼は、「多くの人にとって死は全ての終わりです。しかし、我々が死んだ後もさらに高みに上がれる可能性が有ると分かればストレスも減り、心の平安を持てると思います」と語る。
「ゴーストハンター」と言うと、やや胡散臭いイメージがあるが、このお二人はそれぞれの目標を明確に持って心霊現象に挑んでいるのが記事からも良く分かった。日本でもこのようなゴーストハンターが職業として確立される日がいずれは来るのだろうか?
(文=美加リッター)
参考:「Daily Mail」、「Geelong Gaol Ghost Tours」、「www.Ghost-Story.co.uk」ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊精神病院の少女、刑務所の看守…ゴーストハンターが捉えた心霊写真?=オーストラリアのページです。心霊写真、オーストラリア、美加 リッター、ゴーストハンターなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで