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マリファナでキマった僕がその時語った「デッドヘッズの予言」

2015.04.25 12:00

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■神様であるジェリーの突然の死

ヘイトアシュベリーにある、Ben&Jerry’sは当時デッドヘッズの溜まり場だった。ジェリーの他界後、アーティストがBen&Jerry’sの上をギターを弾いているジェリーが、天国に飛んでいく絵を画家が描いていた。SHIN氏はこの絵を見て癒されたという

　そして、忘れもしない95年。アメリカから仕入れをして帰ってきた直後、シスコの友達から一本の電話が。

「SHIN! Jerry died!（ジェリーが死んだ！）」

「え……！」

　自分にとっての神であるジェリーが死んだ……!? あまりのショックで、生きるすべが分からなくなった。

　皆が花でデコレーションしたり、ヒッピーの赤ちゃんが花束を置いていったり、画家が※ヘイトアシュベリーにあるBen & Jerry’sの絵を描いているところを見ていると、なんだかすごく心が落ち着いて、　僕は追悼のためにアメリカに行きました。サンフランシスコのゲートブリッジパークに行って、ジェリーが住んでいたマンションの701号室の前をサイケなデコレーションで飾ったんです。でも、不思議とほかのデッドヘッズたちは悲しんではいないように見えましたね。

※ヘイトアシュベリー＝サンフランシスコのゴールデンゲート・パークに隣接する区域のことで、ヒッピー・カウンター・カルチャーの誕生地

「日本に帰ったら、デッドのことを伝えていこう。それが、なによりもジェリーの想いを受け継ぐことに等しい」

　そう使命感を与えられました。（後編に続く）

（写真＝SHIN　取材・文＝Yousuke Koizumi）

前編はこちら http://tocana.jp/2015/04/post_6243.html
後編はこちら（4月26日 12時から配信） http://tocana.jp/2015/04/post_6259.html

■SHIN
90年代にアメリカでデッドヘッズとしてショーを巡り、その後、セレクトショップ「MOONSTRUCK」をオープン。多くの人々にデッドマインドを説き、日本におけるヒッピーファッション・文化を築いた。

■MOONSTRUCK
PEACE&LOVEなヒッピースタイルをテーマに、オリジナルからハンドメイドものまで、個性的でメッセージあふれるアイテムを扱うお店。レアなグレイトフル・デッドのアイテムも販売。
オフィシャルサイト http://www.moon-struck.com/