【奇妙な伝統儀式】ぜんそく治療のために生きた魚を飲み込む=インド

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 ぜんそくは日本だけで人口のおよそ3%、世界人口でみても推定でおよそ4~7%の有病率にのぼるとされ、呼吸器系の疾患の中ではポピュラーなものである。さらにその有病率は1970年代から現在にかけて増加し続けているそうだから驚きだ。患者は必ずといっていいほど呼吸器を持ち歩き、日に何度と苦しむ時に備えている。――だが、この常識的な治療法もここインドにあっては非常識だった!?

■生きた魚を丸ごと飲み込む!? 老いも若きも大行列をなす156年の伝統儀式

【奇妙な伝統儀式】ぜんそく治療のために生きた魚を飲み込む=インドの画像1画像は「YouTube」より

 一般的なぜんそく(気管支炎)患者が通常の治療法として利用するのは吸入器と呼ばれる機器を用いて気体や粉末状のステロイド薬、また錠剤などを吸引する方法である。魚を飲み込む人はまずいないだろう。

 インドで行われてる治療法のひとつには、ヒンドゥー教の聖人の知恵が組み込まれているという秘密のハーブペーストを生きた魚に詰め、人々の喉の奥に入れ丸飲みさせるものがある。

 この「儀式」はハーブペーストのレシピを知る限られた一家のみで行われており、先祖代々、およそ156年間も絶えず続いている。南部の都市ハイデラバードで毎年6月に行われるというこの伝統の儀には、今年も何千人という参加者が来場したというから驚きだ。

 行っている当事者のバシーニ・ゴウド一家によれば、この儀式を3年続けて受ければぜんそくは治癒するのだというが、これで完治した患者は一体どれほどいるのか気になるものだ。

 気になる儀式の様子は動画でご覧いただけるが、子供から大人、女性に男性とあらゆる人々が列をなし、手を合わせてその時を待っている。

 いざ順番がくると、それはまるで食品工場のライン作業かのように素早く事務的な「儀式」が始まる。口をカッと開けて待つとすぐさまハーブまみれの魚を入れられ、おえつを感じさせないためか鼻と喉を瞬時にマッサージしている様子が伺える。

 苦しみから逃れようとまさに「わらをもすがる思い」で列に並び儀式を受ける患者たち。世界広しといえど、人口世界第2位の言わずと知れた超大国には、それ以上に大きな信仰心が存在しているようだ。

 あなたがもしぜんそくに悩み「わらをもすがる思い」でいるとしても、インドでの治療は自己責任でお願いしたい。
(文=ODACHIN)

参考:「Daily Mail」ほか

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

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