グレイトフル・デッド最後の公演 ― アメリカを狂乱させた3日間に「ノーチケット」で挑んだ


■グレイトフル・デッドはアメリカを象徴するバンド

グレイトフル・デッド最後の公演 ― アメリカを狂乱させた3日間に「ノーチケット」で挑んだの画像6会場から出ると、シカゴの街がデッドカラーに彩られていた。また、同日、ニューヨークのエンパイア・ステート・ビルもライトアップされ、バラク・オバマ大統領がグレイトフル・デッドのメンバーに祝福のメッセージを送った

 帰途につく頃、シカゴの街(写真上)はグレイトフル・デッドを象徴する赤と青のネオンで彩られ、「GD USA」という文字が灯されていた。これはグレイトフル・デッド=USA、すなわちアメリカの文化(Love&Peace)の象徴。グレイトフル・デッドのショーがあることで「皆が優しくなれ、スウィートな日々を過ごせる」ということを意味する。

 今回の旅を終えて、日本でデッドヘッズショップを営むSHIN氏は、今後、心のこもった商品だけを売っていくことを誓ったという。そして、日本やアメリカのデッドヘッズたちによる手作りのアイテムの販売を通じて、グレイトフル・デッドの精神を伝え続けていくそうだ。

 メンバーの宣言通り、グレイトフル・デッドのショーは今回で最後ということたが、各メンバーのプロジェクトやPHISH、サンフランシスコで行われるJerry Dayなどのショーに行けば、心優しいデッドヘッズたちに出会える。興味のある方は足を運んでみてほしい。違った世界が開けるはずだ。
(取材・文=Yousuke Koizumi 写真=SHIN)

前編はこちら
http://tocana.jp/2015/07/post_6948.html
SHIN氏インタビューはこちら
http://tocana.jp/2015/04/post_6243.html

※尚、この旅の詳しい模様はドキュメンタリー映画
『THE LAST DEAD HEADS MOVIE ~Dig In~(仮)』で公開予定!

■SHIN
90年代にアメリカでデッドヘッズとしてショーを巡り、その後、セレクトショップ「MOONSTRUCK」をオープン。多くの人々にデッドマインドを説き、日本におけるヒッピーファッション・文化を築いた。

■MOONSTRUCK
PEACE&LOVEなヒッピースタイルをテーマに、オリジナルからハンドメイドものまで、個性的でメッセージあふれるアイテムを扱うお店。レアなグレイトフル・デッドのアイテムも販売。
オフィシャルサイト http://www.moon-struck.com/

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