「裏モノコレクター」として生きる男、渡辺亮介氏 第5回

宗教団体に潜入して、同性愛者を装って裏モノを入手/オウム・パナウェーブ・法の華三法行へ

■法の華三法行などへ仮入信

 渡辺氏は、オウム心理教以外の宗教団体のグッズも多く所有する。その中のいくつかは、潜入・仮入信という手段で得たものだという。グッズを得るため、「仮入信」したのは「天地正教」。「年会費六千円のみ/入信・退会自由」ということで、仮入信し、潜入捜査のように内情を観察。非売品カードやチラシ、お守りなどのグッズも入手したという。

 渡辺氏は、父親と「最高ですかー」で知られる福永法源が教祖だった教団「法の華三法行」(2001年解散)の施設にも入り込み、グッズを手に入れたこともある。「天声村」(静岡県富士市にあった)に潜入した際は、時に命の危険にさらされることにもなった。渡辺氏と父が砂風呂を見つけた時のことだ。「気楽な気持ちで入っていくことにしたんですが、これがすんごい熱い。しかも、外から鍵を閉められて、死ぬかと思った。父親もヒーヒー言ってて、地獄のようでした(苦笑)」と氏は振り返る。

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 その後、福永氏が逮捕され教団が壊滅後、残党が設立した「よろこび家族の和」に仮入信することで氏は「入信セット」を入手。布張りの箱の中には、「天声聖書」という分厚い冊子、ミニサイズの掛け軸、「最高に生きる」と題した小本、「喜び葉書セット」などが入っていた。当時、セット全部で数万円で購入したという。

 渡辺氏は、2003年頃、“白装束集団”として話題になった「パナウェーブ研究所」のグッズも揃えている。「電磁波から身を守りたい」と言って、教団の通信販売で直に購入した本物の白装束。白衣3,000円、キャップ1,000円と意外に安価だったというが、現在、一部が地方に残っているとされる教団の足跡を後世に伝える、資料的価値が高い裏モノと言えよう。

 他にも、渡辺氏は様々な宗教団体のグッズを集められるだけ集めている。
 
 それらは、創価学会、立正佼成会、GLA、霊波の光、阿含宗、真如苑、ラエリアンムーブメントなど。それでも渡辺氏は、「コレクションしたいものが多すぎて、なかなか全部網羅できません。宗教一本で集めているわけじゃないですから」と現状に満足はしていない。

 さらに最近では、渡辺氏は潜入の範囲をさらに広げている。自分の住む都内周辺の純喫茶や怪しげな扉の場末のスナックはすべて訪れ、内部調査を決行。最近は、自己啓発セミナーやアングラバーなどへの潜入も行っている。それらも裏モノコレクションとのことで、彼はこの道をさらに追求し続けるつもりのようだ。

(取材・文=山辺健史/やまべ・たけし、写真=新納翔)


・第6回は30日16時配信予定

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