【警告】「猛暑の後には巨大地震が起きる」「警戒レベルは最大」……今年は相当ヤバそう?
■南関東だけではない! 警戒すべき地域
現在、JESEAのメルマガで注意を呼びかけている警戒ゾーンは、南関東だけではない。それ以外にも次の5カ所があるのだ。念のため、ここにまとめておこう。
1. 「北海道釧路・根室・十勝・浦河警戒ゾーン」と青森県北部――7月に入って5cm以上の異常変動が観測されている。
2. 「奥羽山脈警戒ゾーン」――3.11以降に太平洋側が隆起し、日本海側が沈降を続けており、境目の奥羽山脈には大きな歪みがたまっている。
3. 「北信越・岐阜警戒ゾーン」――首都圏・東海警戒ゾーンとともに最警戒エリア。
4. 「南海・東南海警戒ゾーン」――7月13日に大分県南部を襲ったM5.7・最大震度5強の地震でエネルギーが放出された可能性はあるが、四国や九州南部で沈降が見られるため、引き続き注意が必要。
5. 「南西諸島警戒ゾーン」――今年に入り奄美諸島近海から石垣島まで地震が多発しており、口永良部島などの火山活動の影響も考えられる。
■猛暑の後には巨大地震!?
さて、村井氏の予測とは別に、猛暑の後に大きな地震が起きる傾向が見られるとの説がある。たとえば、2007年10月1日に神奈川県西部でM4.9・最大震度5強の地震が発生したが、この年の夏は関東・東海地方を中心に顕著な猛暑となり、最高気温40度以上を観測した地点が5カ所、のべ7日間にものぼった。木村政昭・琉球大名誉教授(海洋地質学)は、「近年続く異常な気温上昇が、岩盤の動きに影響を与えていることは否定できない」(ZAKZAK、2007年10月9日)と語り、気温上昇は岩盤に大きな影響を与えることを指摘している。
以前掲載した南海地震の前兆現象を紹介した記事では、中村不二夫氏による独自調査を紹介したが、昭和南海地震(1946年12月21日、M8.0)が発生する数日前にも、12月にしては異常に暑い日が続いていたという。これも、地殻変動による地熱の上昇が気温に影響を与えていたのだろうか。
過去の大地震と猛暑の関係について調べてみると、まず1923年の関東大震災の年は、8月に猛暑が続いていたが、その直後の9月1日に大地震が発生した。阪神淡路大震災の前年の夏には、当時の観測史上最高の猛暑を記録し、特に西日本で記録更新が相次いだ。そして翌年の1月17日に大震災が発生している。さらに2010年も観測史上最も暑い夏となったが、翌年の3月11日に東日本大震災が発生した。
こうしてみると、東京で猛暑日の連続記録を更新した今年の夏は、木村氏が指摘するように岩盤の動きが活発になっている可能性を否定できない。村井氏の警告とも奇妙な一致を見せており、今後、南関東での大きな地震に警戒しておく必要があるだろう。そもそも地震学者たちは「首都直下地震はいつ起きてもおかしくない」と警告を繰り返している。首都圏に住む方々は特に、これを機に再度防災に心がけていただきたい。
百瀬直也(ももせ・なおや)
超常現象研究家、地震前兆研究家、ライター。25年のソフトウエア開発歴を生かしIT技術やデータ重視の調査研究が得意。ブログ:『探求三昧』、Web:『沙龍家』、Twitter:@noya_momose
※百瀬氏が企画・執筆したコンビニムック『2015予言 戦慄の未来記』(ダイアプレス)、大好評発売中!
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
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2024.10.02 20:00心霊【警告】「猛暑の後には巨大地震が起きる」「警戒レベルは最大」……今年は相当ヤバそう?のページです。百瀬直也、猛暑、地震、電子基準点、首都直下地震などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで