350万年前の“死なない”バクテリア「バシラスF」を注射した科学者→不老不死になった?=ロシア

 人類の見果てぬ夢、不老不死。古今東西、多くの人々が永遠の命を求めて研究に勤しんできた。そしてついに、その願いが現実のものとなる時がやって来たのかもしれないという話題がロシアより届けられた! どうやら、不老不死のカギは“古代のバクテリア(細菌)”が握っている可能性があるようだ。早速、詳細についてお届けしよう。

350万年前の死なないバクテリア「バシラスF」を注射した科学者→不老不死になった?=ロシアの画像1画像は「The Siberian Times」より引用


■350万年も生き続ける、謎のバクテリア

 先月19日、ロシアの地方紙「The Siberian Times」が報じたところによると、話題のバクテリアとはその名も「バシラスF」。2009年、ロシア連邦サハ共和国(ヤクーチア)の「マンモスの山」と呼ばれる永久凍土から発見された。驚くべきことに、このバクテリアは350万年前の永久凍土層から“生きた”状態で見つかり、モスクワ大学の氷河凍土学者アナトリー・ブロチコフ博士らが調査してきたが、今回その謎多きパワーの一端が白日のもとにさらされたのだ。

 博士らはこの数年間「バシラスF」を培養し、マウスや植物などに投与する実験を繰り返してきた。すると、このバクテリアを体内に得たマウスは一生を通して活発で、免疫力も高いうえ、高齢出産が可能であるなど繁殖力にも著しい向上が見られたという。植物の場合には成長が早まり、寒さにも強くなるなどの変化が表れた。


■自らに注射した科学者は……!?

 しかし、驚くのはここからだ。前述の結果を受け、ブロチコフ博士は仰天のプランを実行に移した。なんと、自らが実験台となることに決めたのだ!

350万年前の死なないバクテリア「バシラスF」を注射した科学者→不老不死になった?=ロシアの画像2画像は「The Siberian Times」より引用

「永久凍土は溶けています。ですから、これらのバクテリアは水の中に解き放たれていると考えられるのです。つまりヤクーチアの人々は、水を通して、すでに(バクテリアを)体内に持っている可能性があります。そして事実、ほかの共和国の人々よりも長生きする傾向にある。私にとって危険など無いのです」(ブロチコフ博士)

 かくして博士は「バシラスF」を注射し、体内に取り込んだという。すると、博士の身体に目覚ましい変化が起きたのだった。

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