【テロ特集】外交官が語った!! 「イスラム国」が“日本攻撃”を呼びかける理由

 先月9日、過激派組織「イスラム国」が英語版インターネット広報誌『ダービク』第11号を公表した。かつて筆者と旧知の外交官は、この『ダービク』という広報誌のタイトルから、イスラム国の真の狙いは“ハルマゲドン”を引き起こすことではないかと推測していたが、イランのペルシャ語誌『ジャーメ・ジャム』など、同様の見解を示すメディアも現れている。

 さて、“ハルマゲドン”はともかく『ダービク』第11号では欧州に押し寄せるシリア人難民にも触れ、「『イスラム国』から避難する者は大罪を犯している」と述べるとともに、日本の外交団を名指しして、読者に攻撃を呼びかけている。問題の部分を訳すと次のようになる。

【テロ特集】外交官が語った!! 「イスラム国」が日本攻撃を呼びかける理由の画像1画像は「YouTube」より引用

<カリフ国(「イスラム国」)へ移住できないムスリムには、「イスラム国」の敵を攻撃する機会が存分にある。攻撃目標として70の十字軍国家、偶像崇拝体制、背教者の軍隊、不忠な民兵、分派などを選ぶことができる。こうした者たちの権益は、世界中にある。攻撃することをためらう必要はない。

 たとえば、地球上のあらゆる場所で十字軍市民を殺害し、さらにディアボーン(米・ミシガン州)、ロサンゼルス及びニューヨークを標的とすることを妨げるものなどあるだろうか。あるいはジャカルタ、ドーハ及びドバイでパナマの外交団を、ボスニア、マレーシア及びインドネシアで日本の外交団を、ティラナ(アルバニア)、サラエボ(ボスニア)及びプリシュティナ(コソボ)でサウジアラビアの外交官を、カタール、クウェイト及びサウジアラビアで分派の主要な支持者を処刑することを、ヨーロッパやアフリカでヨーロッパ・クルド共同体連合(KON-KURD)、PKK及びペシュメルガを攻撃することを、何が妨げるだろう。>
(『ダービク』第11号より)


■警戒は本当に徹底しているのか!?

 今回、国として名指しされているのは米国、パナマ、日本、サウジアラビア、カタール、クウェートだ。日本については、ボスニア、マレーシア、インドネシアの3カ国に駐留する外交官への攻撃を呼びかけている。報道によれば、外務省はこの3カ国だけでなく、すべての在外公館に対して警備強化を指示し、在住の日本人にも注意喚起したと伝えられている。ところが、インドネシアに居住する筆者の友人はこう述べる。

人気連載

現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.11.14 23:00心霊
彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.30 23:00心霊
深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.16 20:00心霊
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

【テロ特集】外交官が語った!! 「イスラム国」が“日本攻撃”を呼びかける理由のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

UFO・宇宙人最新記事

UFOタブーが絡んだ4つの不審死

都市伝説