悲劇のタイタニック、もうひとつの感動秘話 ― “父親に誘拐された”兄弟と運命のいたずら
1912年4月15日、かの豪華客船タイタニック号は北大西洋上にて氷山と衝突、乗員乗客あわせて1,500名以上の犠牲者を出す悲劇のクルーズとなってしまった。生存者771名のうち、最後の生存者であったミルビナ・ディーンさん(97)が2009年、イギリスはハンプシャーの養護施設で死去し、タイタニック号の生存者は0となった。
そんななか、生存者の中で唯一孤児になりながらも奇跡的に助かった、当時2歳と4歳のまだ幼い少年達の物語がいま世界中で感動を与えている。
■正体不明のタイタニック孤児
写真には一見女の子と見間違いそうな可愛らしい兄弟と、「Louis & Lola ?タイタニックの生存者」というメモだけが記されている。
この写真を所蔵しているアメリカ議会図書館によれば、これは1912年の事故後すぐの4月に撮影されたもので、写っているのはフランス人の兄弟ミシェル・ナヴラティルと弟のエドモンドだということが後々わかった。
撮影当時はまだ二人の身元がはっきり確定していなかったため、「Louis & Lola ?」と疑問符がつけられていた。しかも事件後、乗客名簿はぐちゃぐちゃになってしまい、ナヴラティルとエドモンドは救出後、すべての質問にただ「ウィ(はい)」と返事するだけだった。実のところ、彼らは英語が理解できなかったのである。
当時マスコミは「タイタニックの双子」と名づけて記事のネタにしたが、フランスのニースに住むある女性がこの写真を新聞で見るまでは彼らがどこの誰なのかはわからずじまいだった。今と違ってネットもなければ情報手段も満足になかった時代の話である。
この女性というのは彼らの実の母親、マルセルであった。マルセルは早速連絡をとり、兄弟の身元が確認された。そして、米国にいた息子たちに再会することがかなう。これは、事故から1カ月過ぎた5月16日のことであった。しかしなぜ、たった2歳と4歳の子どもがタイタニックで発見されることになったのであろうか? その答えは、彼らの父、ミシェル(長男と同名)がカギを握っていた。
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