なんと! 隙間充填剤を整髪料のムースと間違えて使用した女がいた! おっちょこちょい過ぎる人々の悲哀
朝、寝ぼけてシェービングクリームで歯磨きしてしまった、風呂用洗剤で髪を洗ってしまった……こんなウッカリ経験をお持ちの方も多いのではないだろうか。私たちは実に多くのモノに囲まれて暮らしているのだ。そしてそれは、時にキケン極まりない惨劇をも招く。
■整髪料と補修剤を間違えて頭が発泡!
この写真は、東欧のある病院の緊急診療室の前で撮影されたものである。この女性は隙間充填剤を整髪料のムースと間違えて使用したらしい。隙間充填剤はよくホームセンター等で売られているモノで、壁の隙間などを埋めて水漏れや、雨水や埃の侵入を防ぐための補修剤である。
隙間用充填剤の取り扱い説明書によれば、補修剤はスプレーされると同時に泡のムース状態になり、暫く経過すると見た目で2倍くらいの大きさに発泡し、やがて泡の表面から乾燥し大体40分前後で内部まで固まるそうだ。
「Daily Mail」の記事は、この写真の女性の髪の毛から無事に充填剤が取れ除かれたかどうかを伝えていない。無事を祈りたい。
■目薬と瞬間接着剤を間違えた!
フロリダに住むキャサリン・ゲイダスさんは、友人に目薬と強力瞬間接着剤を間違えて点眼され、その結果片目が開かなくなった。
ゲイダスさんは痛む眼から涙を流しつつ、TV番組のインタビューにこう答えた。「突然、虫が飛んできて私の眼の中に入ったの。だから私は『目薬が私のバッグの中にあるから取ってきて!』と友達に叫びました。すると友達はバッグの中に目薬と一緒に入っていた瞬間接着剤を間違って持ってきて、私の眼に入れたのです」ゲイダスさんは瞬間接着剤が目に入った瞬間に灼けるような痛みを感じ、すぐ救急車を呼んだと言う。
しかし、彼女の悲劇はそれだけではなかった。救急車で運ばれた病院で、ゲイダスさんは治療費を払えないという理由で医師から治療を断られてしまったのだ。家に帰されたゲイダスさんは、「私は現在無職で保険にも入っていないので、病院に払うお金はありません」と接着剤でくっついた目を押さえつつインタビューに答えた。
しかし、「捨てる神あれば拾う神あり」である。
TVインタビューによってゲイダスさんの悲劇は広まり、別の医者が治療を申し出てくれたと言う。その結果、喜ばしい事にゲイダスさんの眼は再び開き、後遺症も心配ないらしい。
この2つの事件は、身近なモノに潜む危険を物語っている。他の人々の体験談も読んでみたが、微笑ましいレベルから病院行きレベルまで様々な事故が起きているようだ。例えば、「ヘアスプレーの代わりに殺虫剤スプレーを頭に思いっきり噴射」、「ヘアコンディショナーと思って脱毛クリームを頭に塗りつけた」、「制汗剤スプレーと思い込み、腋の下にカーペットのしみ抜きスプレーを使用」等々……。
そしてこれらのスプレーやビンは、たいがい似たような大きさで浴室の棚にひしめき合っている。我が家にもキケンは満ち満ちているのだ。読者の方々もくれぐれもご注意を!
(文=三橋ココ)
参考:「Daily Mail」、「Medical Daily」ほか
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2024.10.02 20:00心霊なんと! 隙間充填剤を整髪料のムースと間違えて使用した女がいた! おっちょこちょい過ぎる人々の悲哀のページです。生活、事故、三橋ココ、惨事、錯誤などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで