日本で巨大地震が続く可能性が急浮上!! アフガニスタンの地震(10月26日、M7.5)は完全に予測されていた!

 10月26日13時39分(日本時間18時9分)、アフガニスタン北東部バダフシャーン州付近でM7.5(M7.7との報道も)の巨大な地震が発生した。震源は同国の首都カブールから250kmほど北東の位置で、南方のパキスタンとインドを合わせて370人以上の死者と2,000人以上の負傷者を出す大災害となった。日本のメディアではあまり報道されていないが、実はこの地震はキルギス共和国の政府機関と、ロシアの科学者によって事前に予測されていたのだ。今回は、この驚くべき事実についてお伝えしよう。

日本で巨大地震が続く可能性が急浮上!! アフガニスタンの地震(10月26日、M7.5)は完全に予測されていた!の画像1画像は「YouTube」より引用


■キルギス「地震学研究所」による予測

 中央アジアの北東部に位置するキルギス共和国だが、今年8月4日、まずは同国の非常事態省が「2015年中にM9規模の巨大地震がキルギス南東部で起きる高いリスクがある」とWebサイト上で警告を発した。

 これは国立科学アカデミーの「地震学研究所」の予測に基づくもので、特に危険な地域として、同国南西部にあるバトケン州とオシ州付近、つまりタジキスタンと中国との国境地域を挙げ、M7~9の地震が起きる可能性があるとしていた。

 この地震予測が、どのような方法論を用いて導き出されたかという点は公表されていない。だが、地震学研究所の研究内容を調べてみると、地殻変動の「速度」「密度」「地熱」などのデータを解析したものと推測される。今回の震源地は、キルギスで予測されていた地域から約300km離れており同国は被害を免れたが、予測されていた地震に対応するものだった可能性は高い。

 キルギスでは、以前から地震に関する研究が進められていた。たとえば、地下に強力な電流を流す実験では、数日後に誘発されて地震が発生したとされる。この現象を応用して、地震エネルギーがたまらないようにすることを目指していたようだ。このような研究は、旧ソ連時代に軍事目的で始められたものだという。


■ロシア「国立気象大学」による予測

日本で巨大地震が続く可能性が急浮上!! アフガニスタンの地震(10月26日、M7.5)は完全に予測されていた!の画像2
10月26日の予測地図。赤丸は筆者による。
ボコフ博士のサイトより引用

 次に、ロシアの地球物理学者ヴィクトル・ボコフ博士の地震予測を紹介する。ロシア「国立気象大学」の地震研究室長であるボコフ氏は、「気圧配置」や「太陽の磁場」、「地盤データ」などをもとに北半球上における各地の地震を予測し、日々Webサイト上で公開している。それは「24時間以内(に発生する危険あり)」と「48時間以内」というように、かなり逼迫した形で表されるが、10月26日の更新では、2日以内にアフガニスタン付近でM4~5の地震が起きる可能性を示すマークがつけられていた。

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