1万3000ボルトに感電したが一命を取り留めた男の“哀愁”漂う顔とは?
昨今再びブームとなっているDIY(Do It Yourself)。インテリア用にオシャレな雑貨や小さな家具を手作りする人は多いだろうが、DIYという言葉がブームになる前から身の周りのあらゆるものを自分の手で修繕・改修しようとする人々は少なくない。「お父さんの日曜大工」などと象徴されるように、頼りになる男性が任されることが多いこのDIY作業だが、やり方ひとつ間違うと、とんでもない危険が伴うことも肝に銘じておかなくてはならないようだ。
■電線を自分で修理しようとして…? 南米の強者おじさん
事故が起きたのは南米・コロンビア北部の街バランキージャ。ここに住むリオーロ・マルティネスさんは、自宅と電力供給元である電線との間に何等かのトラブルが発生していたため、それを解消しようと、なんと自らの手で修復を試みた。
一般市民にとっては至難の技とも思えるこの試みだが、実は電気技師のマルティネスさん。「いっちょやってみるか」との軽い気持ちがあったのだろうか。彼は電柱に登り、電線に触れないよう一本の長い棒を使って作業に取り掛かった。
電柱の先端に登るところまでは無事に済んだのだが、問題は修復作業そのものだった。さて、取り掛かろう、と手を伸ばしたその時!大きな火花とともに、なんと1万3000ボルト以上もの電気に触れ、感電してしまったのだ。彼の当時の様子を撮影していた近隣住民は動画内でも大きな悲鳴を上げており、その状況がどれだけ凄まじいものだったかが見てとれる。
救急隊が現場に到着するまでおよそ一時間もの間、まるで息をしていないかのように電柱の先端で動かなかった。幸い、病院に運ばれてから一命はとりとめた彼だが、担当した医師のブランコ氏は「通常、1万1000ボルト以上の感電は致命的なショック。彼がここ(病院)に運ばれてきた時は非常に深刻な状態だったものの、すっかり回復している彼の姿は本当に驚きです」と語っている。
一般的に人体に危険を及ぼす感電の直接的な原因は「電流」と「流れた時間」とはいうものの、これだけ電圧が高ければ通常であれば死亡するケースがほとんどなのだそうだ。
一方で回復したマルティネスさんだが、その表情はとても辛辣なものである。地元テレビ局からのインタビューに対しても、「その時のことは覚えていません。私は棒を持っていたし、電線には棒が触れた。私は今後、電気製品には触れません」と語っている。
なんでも自分でやってみよう、という知恵と勇気が試されるDIY。修復して長く使おうとするその心意気が素晴らしいことには変わりないのだが、電線に問題が起こった時は迷わず電力会社に連絡を取るのが賢明といえそうだ。
(文=ODACHIN)
参考:「Daily Mail」ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊1万3000ボルトに感電したが一命を取り留めた男の“哀愁”漂う顔とは?のページです。感電、ODACHIN、DIY、電柱などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで