【実録】妻の眼をえぐり、舌を抜き、顔の皮を剥ぎ…! 英国史上最期のエクソシズム、その悲劇的結末とは?

 そんなある日、妻のクリスティーンは集会へ乗り込んで、信者たちの前で夫の不貞を激しくなじった。すると突然、マイケルは傍らにいたマリーに罵詈雑言を浴びせ、信じられない怪力で暴行を加え始めた。数人がかりでようやく取り押さえ、なんとか事なきを得たものの、この件についてマリーは後に次のように振り返っている。

「マイケルと目が合った瞬間、心臓が凍りつきました。悪魔がとり憑いたかのようでした。するといきなり、マイケルの口から異言が飛び出したんです。瀕死状態だった私は、声を振り絞り神の名を叫びました、何度も何度も! それを見たクリスティーンも同じように神の名を連呼し始めたんです。だから、死なずに済んだのでしょう」

 この事件以降、人々はマイケルに不審の目を向けるようになり、彼の精神状態は悪化の一途を辿るようになった。そしてついに、地元の聖職者が「マイケルには悪魔が憑いている」と認め、悪魔祓いが執行されることとなったのだ。


■8時間に及ぶ悪魔祓いの儀

demonsanddeath2.JPGセント・トーマス教会 「Wikipedia」より

 1974年10月5日の真夜中、バーンズリーのセント・トーマス教会で、ピーター・ヴィンセント神父とレイモンド・スミス牧師は命がけの儀式に挑んだ。十字架を喉に突っ込まれ、聖水をかけられるたび、40の悪魔が入り込んでいたというマイケルは、身体をかきむしり、つばを吐き、近づく者に吠えかかったという。

 8時間に及ぶ死闘の末、神父らは疲労困憊していた。マイケルの体には狂気、憎悪、殺人の悪魔がまだ居座っていたが、一時休戦となり、自宅へ戻ることが許された。このとき、悪魔祓いを見守っていたスミス牧師の夫人マーガレットは、頭の中で悪魔の囁きが聞こえたと話している。なんと殺人の悪魔が逃げ延び、「クリスティーンを殺す」と語っていたのだ。

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