「ケーララの赤い雨」事件 ― 空から降り注ぐ奇妙な雨に含まれていた“恐るべき秘密”

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Kerala.jpg画像は「Wikipedia」より引用

 この事実を受け、インド政府の「地球科学中央研究所」が本格的調査を実施、最終的には「地元に生えている藻類の胞子に由来する」と結論づけ、事態の収拾を図るのだった。しかし、この結論に正面から意義を唱え、全世界に「ケーララの赤い雨」事件を知らしめる契機となったのが、2003年に発表された論文「彗星によるパンスペルミアこそ、ケーララの赤い雨である(Cometary panspermia explains the red rain of Kerala)」だった。


■やはりパンスペルミアだったのか?

 問題の論文において、著者であるマハトマ・ガンジー大学のゴドフリー・ルイ氏とサントシ・クマル氏は、赤い雨の直前に確認された轟音や閃光を重視。赤い生物由来の固形分が、彗星とともに宇宙空間からやって来たもの、すなわち「パンスペルミア説」に基づく主張を繰り広げた。

「パンスペルミア説」とは、地球上の生命の起源がほかの天体にあり、微生物など“生物の芽”のような存在が隕石などに付着、宇宙空間を飛来して地球に到達したものであるとする考え方だ。つまり「ケーララの赤い雨」も、地球への彗星の落下、そして彗星に含まれていた“生物の芽”が飛散した結果だったのではないかというのだ。

Kerala_3.jpg画像は「Wikipedia」より引用

 ルイ氏とクマル氏は、「ケーララの赤い雨」が地球の生命のルーツを辿るうえで極めて貴重なケースであるとして独自の分析を実施。赤い固形分は宇宙から届けられた“細胞”であり、300度でも成長可能であるが分子構成は不明だと結論づけ、学会でも大々的に発表している。


 なお、「ケーララの赤い雨」事件以降、インドやスリランカでは血のように赤い雨が降り注ぐ怪事件が複数回発生しているが、地球外生命体が混入しているとする説が毎回のように唱えられるようになった。もしも真実であれば、これまで地球には相当な量の“生物の芽”が降り注いできたことになるだろう。突然アウトブレイク(爆発的流行)を起こす病原ウイルスなども、実は宇宙由来のものがあるのかもしれない。いずれにしても、「ケーララの赤い雨」がパンスペルミア説を支持する人々に与えたインパクトの凄まじさだけは、十分にご理解いただけるだろう。


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深月ユリア
ポーランドの魔女とアイヌのシャーマンの血をひき、魔女占い師・魔女優・オカルトライター・ホラー映画プロデューサーとして国内外で活動。深月事務所代表、TR総合探偵事務所で心霊捜査担当。

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コメント

4:匿名 2018年10月9日 06:22 | 返信

気持ち悪いなぁ…
原因がまだわからないなんて。
空から降ってくるんだから、うっかり目に入る人だっているだろうに。

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