世界統一政府(NWO)誕生間近か?ロックフェラー本人が語った真実と一族の現在とは?

■“世俗化”し“没落”するロックフェラー家

 NWO実現へ向けての準備が着々と進められているということになれば、昨今急速に普及しているインターネット網を利用するなどして一気に進捗することも考えられ、“その日”が来るのはもうすぐなのかもしれない。

 となれば、ますますその影響力を強大なものにすると思われるロックフェラー家だが、あらためて検分してみれば、現在、この名門一家には没落の兆候が見えはじめているということだ。情報サイト「Your News Wire」などによれば、同家は「もはや以前のロックフェラー家ではない」というのだ。

 米「Forbes」誌の最新の世界長者番付(The World’s Billionaires)では、デイヴィッド・ロックフェラーの資産は32億ドル(約3700億円)で世界603位に留まっている。それでもロックフェラー家全体の単位では1兆円を超える資産を有しているといわれているが、一族の初代であるディヴィソン・ロックフェラーの資産は当時のアメリカのGDPの1.5%(現在の2500億ドル相当、約28兆5000億円)を占めていたことに比較すれば、今やその面影もないということになるのだろうか。

 現在の同家のメンバーも別々の場所でそれぞれの生活を送っており、急速に“世俗化”が進んでいるという。そしてもちろん、今年101歳を迎える三代目当主の健康状態も取り沙汰されている。

 アメリカの黄金時代(Gilded Age)を中心に栄華を誇り、戦後は政治的強権をふるい陰謀論者たちの敵意を一身に浴びていたロックフェラー家も、その役割を終えたということになるのだろうか。しかし世の中にそう思わせるところが“印象操作”であり“謀略”であるという“陰謀論的”な見方もできないわけではないのだが……。

 一説によれば、もし今年の大統領選で共和党(トランプなど)が政権を握った場合、ロックフェラー家の影響力は再び盛り返してくるはずだともいわれている。また、シリア情勢やISの台頭などの混迷を極めた世界情勢の中にあっては、むしろ“世界政府”の樹立を望む声が上がってこないとも限らない。いずれにしても現在がまさに激動の時代にあることをあらためて実感させてくれる話題ではないだろうか。
(文=仲田しんじ)

参考:「Your News Wire」ほか

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
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