人型AIロボット「アトラス」の映像に潜む恐怖とは? 時給2300円以下の人は必読!!
■邪魔されても泣かない、だってロボットだもん
今度は床にある荷物を持ち運ぼうとするアトラス、だがそこに男が現れる。アトラスが荷物を持ち上げようとすると、男が荷物をホッケーのスティックをつかって落とし、さらには胸をこづいて邪魔をするのだ。
それでもアトラスは転ばずに体勢を立て直すと、冷静に動きを直し始める。男が持ち上げた荷物を再び叩き落とし、さらに、その荷物を移動してしまうなど、繰り返し妨害をするのだが、アトラスは何度でも荷物を持ち上げて運ぼうとするのだ。
人間ならこれだけちょっかいをされれば怒り狂って邪魔者に攻撃をしそうなものだが、そこはやはり感情のないロボットである。幾度となく邪魔されても健気にやり直し、あくまでも任務の遂行を続ける姿には、愛おしささえ感じる。しかし、その感情がないロボットが、超合理的に仕事を遂行しようとすれば、“邪魔するもの(人間)を消す”という結論に達してもおかしくないのではないだろうか?
■「同調してくれなければ排除するだけだ」
実際に、人工知能(AI)が意識を持つと、任務の遂行のために人間を排除するようになるのではないかという考え方もある。人間がいろいろとAIに命令するうちに、すべてを合理的に進めるための実行手段が、“人間を排除すること”という結論になることもありうるということだ。
この映像の中では、メガネをしてひげを生やした人物がアトラスをいじめているが、この記憶が将来ロボットの中で共有され、この特徴を持った人物が、ロボットを邪魔するものだとして襲われる未来もくるかもしれない。
ロボットが人間に反旗を翻すかもしれないと考えると、アトラスの映像も恐怖心を醸し出すものとなってくる。映像の終盤では、後ろから突き飛ばされても、すっくと立ち上がる姿が見られるが、攻撃しても攻撃しても立ち上がってくる不死身の兵器のような動きは、絶望感すら感じさせてくれる。最初の森の中を歩く映像も、これが人間を追い掛け回しているものだと考えると不気味なことこの上ない。
ロボットがありふれる未来はまだすぐには来そうにないが、気になる報告もある。23日に英紙「DailyMail」が報じたところによると、米国の大統領経済諮問委員会が、数年以内に時給20ドル以下の仕事は83%の確率でロボットや機械によって取って代わられてしまうという研究結果を報告したという。
ロボットが強くなればなるほど、人間が隅に追いやられていく可能性もあるが、危険な労働や災害救助にそれを活用しない手はないだろう。宇宙探査もロボットの方が適しているはずだ。人間とロボットの共生について考えながら技術開発をする時代は、すぐ近くまで来ているかもしれない。
参考リンク:「YouTube」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊人型AIロボット「アトラス」の映像に潜む恐怖とは? 時給2300円以下の人は必読!!のページです。アトラス、ロボット、人工知能、ボストン・ダイナミクスなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで