「見えない世界と共存している」真田広之、『Mr.ホームズ』公開記念インタビュー
■93歳になってもアクションを続ける!?
――今作は、93歳のホームズが30年前の未解決事件に挑むというストーリーです。真田さん自身、93歳になって俳優を続けているとしたら、どのような役に挑戦したいでしょうか?
真田 若い頃から年を重ねることに対して憧れがあり、年齢を受け入れて、経験を積みながら次のステップに進むという理想を抱いていました。その年齢にならないとできない役柄があるので、93歳ならではの味が出せる役を演じたいですね。
――真田さんといえば、華麗なアクションも魅力ですが、93歳でもアクションは続けるのでしょうか?
真田 それもいいですね(笑)。もともと、アクションは若いうちはできて当たり前。でも、他の人がリタイヤしていく頃にまだ続けているのも良いかと今も挑戦しています。演技と同様に、その年でしかできないアクションもきっとあるはず。体力と技術をいかに維持していくかは今後の課題ですね。
――ぜひ期待しています! ところで、真田さんは『宇宙からのメッセージ』や『リング』シリーズなど、TOCANA読者にも身近な映画に数々出演されています。ご自身でも神秘体験や不思議体験の経験はあるのでしょうか?
真田 普段はそういった経験はなく、映画の中で体験しているばかり(笑)。ただ、アクションの時は、事故が起こらないように現場で必ずお神酒や塩を撒きますし、映画の撮影前には必ずお祓いに行きます。過去には、お神酒を撒いて手を合わせたら、どんより曇っていた空が突然晴れて撮影日和になった経験もあります。
――願いが通じたんですね!
真田 ですから、見えない世界には当たり前のように親しんでいて、心霊世界や神秘世界に対する恐怖はあまりないんです。それらは、当たり前のように共存する世界だと思っています。
(取材・文=萩原雄太)
■作品情報
『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』
3月18日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
(C)Agatha A Nitecka / SLIGHT TRICK PRODUCTIONS
配給:ギャガ
監督:ビル・コンドン『ドリームガールズ』
脚本:ジェフリー・ハッチャー『カサノバ』
出演:イアン・マッケラン『ホビット』『X-MEN』シリーズ/ローラ・リニー『ラブアクチュアリー』
真田広之『ラストサムライ』/マイロ・パーカー『スティールワールド』
原作:ミッチ・カリン「ミスター・ホームズ 名探偵最後の事件」 (KADOKAWA 訳:駒月 雅子)
原題:Mr.Holmes/2015年/イギリス、アメリカ/104分/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/字幕翻訳:アンゼ たかし
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2024.10.02 20:00心霊「見えない世界と共存している」真田広之、『Mr.ホームズ』公開記念インタビューのページです。真田広之、萩原雄太、Mr.ホームズ、イアン・マッケラン、シャーロキアン、シャーロック・ホームズなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで