イルカと宇宙人の言語には共通点があった?科学者が本気で調査
世界に43種類が生息しているといわれるイルカだが、彼らは地球上で最も知的な哺乳類の一つだといわれ、人間からも愛される存在だ。そんな愛すべきイルカたちに驚きの能力があると信じ、調査を続ける人たちとその目的について4月19日付の英紙「Mirror」が報じている。
■科学者たちが注目するイルカの役割とは何か?
愛くるしい容姿と優れた知性を持ち、好奇心旺盛で私たち人間の暮らしにも深く関わっているイルカが注目されるのは、これが初めてではない。イルカ同士のコミュニケーションを研究すればイルカと人間で対話ができるのではないかと言われてきたが、現在、海洋哺乳類の専門家たちは何と「人間がエイリアンを探索するのにイルカが役立つのでは」と考えているのだ。
彼らは、イルカが宇宙の謎を明らかにする鍵となる存在であると長い間信じてきたというのだ。
そして、1984年にアメリカのカリフォルニア州に設立された地球外知的生命探査機関(SETI・セティ)はイルカとエイリアン、両者の言語間につながりを発見する技術があると名乗り出ている。
最新の研究では1960年、バージン諸島にイルカの研究所を設立し、イルカが優れた知能の持ち主であるという説を世界に知らしめ、イルカとの会話を試みた神経科学者のジョン・C・リリー博士の研究を基盤としている。つまりイルカは、地球外知的生命体と対話できる能力を持っているということらしいのだ。
■悲劇の研究を経て最新技術でイルカの不思議に挑む!!
リリー博士は、イルカが人間の声を模倣する能力を発見し、その能力について研究した。当初は順調に進んでいた研究だが、時が経つにつれてその内容は理解しがたいものになり、現在は麻薬として厳しく取締りが行われているLSDをイルカに注射したかと思えば、博士自身が摂取したりと、研究はイルカたちを傷つける結果となり終わってしまった。
しかし、現在行われている調査では近代的な技術を用いている。例えばワイルド・ドルフィンプロジェクトという非営利調査団体により使用されている機器「Cetacean Hearing And Telemetry (CHAT)」だが、これは基本的に水中で使用可能なコンピューターであり、イルカの発した音を捉えてその特徴を解明したり、あらかじめ録音した音をイルカに聞かせることができる機器だ。
イルカの中でもバンドウイルカは、実に100以上の単語を理解できると言われているが、CHATを使うことで人とイルカの双方間コミュニケーションが実現すれば、エイリアンとイルカのコミュニケーションが実現した際に人間とエイリアンも意思の疎通が可能になるのではないかと期待されている。
また、ワイルド・ドルフィンプロジェクトはSETIの天文学者たちがイルカの言語と地球外生命体に関する研究にCHATを活用することを期待しているのだ。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊イルカと宇宙人の言語には共通点があった?科学者が本気で調査のページです。コミュニケーション、イルカ、エイリアン、清水ミロ、地球外生命体、言語、SETIなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで