3千年前に絶滅した「海の民」とは? 第0次世界大戦で滅亡した東地中海文明の謎!

endofbronzeage1.JPGルウィー語のヒエログラフ 画像は「Wikipedia」より

 現在のトルコ西部の地中海沿岸を中心に、当時ルウィー語を使うルウィー語族による小さな王国が多く存在していたという。沿岸に住み漁業をメインに活動していた彼らルウィー人は「海の民」と呼ばれていた。この時期の古エジプト語の文字資料にも、現在のキプロスとシリアが「海の民」によって襲撃されたという記述が残っているという。海の民は漁の技術とともに、戦いにも長けていたのかもしれない。

 この時代の言語には古代ギリシア語をはじめ、古エジプト語、ヒッタイト語などがあげられるが、実はこのルウィー語も話者の数からいっても、単なるローカル言語という以上に普及していたということだ。事実、史料の発掘という点ではミケーネ文明やミノア文明、小アジア(アナトリア)よりも早くこのルウィー語の文献史料が発見されているのだ。

「紀元前2000年代において、ルウィー語は小アジア周辺で広く話されていました。彼らにとって、当時の強大国であるミノア、ミケーネ、ヒッタイトなどは交易相手であるとともに、時として敵対関係にもあったのです」(エーベルハルト・ツァンガー氏)

 ではこれまであまり光があたることがなかったこのルウィー人は、東地中海文明の歴史の上でいったい何をしたというのだろうか。

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