米国防総省で650兆円の使途不明金発覚、9.11前夜と全く同じ事態が進行中? 識者「自作自演スーパーテロの可能性」

「歴史的にアメリカは諜報活動に膨大な金額を投じてきました。そして、自国が攻撃されるとの情報を掴んでも、“あえて”それを実行させることで、結果的に戦争をする口実にしてきたという側面があるのです。真珠湾攻撃も、大日本帝国がアメリカを攻撃せざるをえないような状況を作り出し、そして奇襲攻撃の可能性について把握していながら、あらかじめ手を打つようなことはしなかった。そしていざ攻撃を受ければ、アメリカ政府は世論を一気に味方につけ、全面戦争で徹底的に日本を叩いた。その後の流れは、ご存知のとおりです。彼らは、来る共産主義勢力との冷戦まで見越して、日本を自分たちの側に“組み込む”必要があったのです」

「こんな例は、いくらでもあるのです。たとえば1998年にケニアとタンザニアで起きたアメリカ大使館爆破事件も、首謀者であるアルカイダを叩く口実にするため、起こるべくして起こったと考えられています。CIAは事前にあらゆる情報を察知して、事件後に米軍がミサイル攻撃する展開まで構想しており、事実その通りになった」

「つまり9.11に関する情報も、ホワイトハウスや軍、そしてCIAの上層部は事前に入手していた可能性がある。そのことを知っていながら、イラク戦争へと舵を切るために、敢えて何の手も打たなかったのだとすれば、“自作自演”との指摘もあながち間違っているとは言い切れないでしょう」

「それにしても、工作・諜報活動にこれほど莫大な金がかかるのかと思うかもしれませんが、かかります。世界中から情報を得て、数々のステークホルダーを秘密裏に動かし、口止めし、そして自らの描いた青写真通りに情勢を変化させていくのです。金額を気にして行うような事業ではない」

「今回判明した巨額の使途不明金が、工作・諜報活動の活発化を意味しており、今後9.11を上回るような大惨事が起きるのかは何ともいえません。しかし、歴史的にアメリカはずっと同様の手口で世界を操っており、それが現在も続いているということは理解しておくべきでしょう」


 2016年、再び発覚したペンタゴンによる巨額の使途不明金――。しかも今回は、2001年をはるかに上回る額が行方不明となっている。果たして、これは世界の目を欺きながら暗躍する存在と、彼らによる陰謀が進行していることを示唆しているのか? そして間もなく、人類は9.11以上にショッキングな惨劇「スーパーテロ」に見舞われてしまうのか? いずれにしても、使途不明金が今後どのように報じられ、真相を究明しようとする動きが起きるのか、注意深く見守る必要があるだろう。
(編集部)


参考:「Office of Inspector General」、「Disclose.tv」、「The Free Thought Project.com」、「Sputnik」、ほか

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