トランプはヒラリーを大統領にすべく民主党から送り込まれた工作員だった!?「共和党失墜がミッション」

■どちらも世界の支配者側の“1%”か?

 英紙「Express」や「BBC」などの記事によれば、トランプはこれからはじまるヒラリーとの一騎打ちに勝利するはずはなく、そもそも本人に勝とうという気もないということだ。その理由は簡単で、現在は表向き対立を装ってはいるが、その昔からトランプ氏とクリントン夫妻は親密な間柄だという。

「BBC」の昨年の記事によれば、トランプ氏とクリントン夫妻との交流歴はそれなりに長いという。2001年にクリントン一家が設立したクリントン財団の設立にあたり、トランプ氏は決して少なくない額の寄付金を寄贈している一方、トランプ氏の現在の妻・メラニア夫人との結婚式(2005年)にクリントン夫妻が出席したといわれている。また驚くべきことに、そもそもゼロ(2000)年代の数年もの間、トランプ氏は民主党党員であったということだ。

 トランプ氏とクリントン夫妻、特にヒラリーとの共通点とは何か。それは共に“ニューヨークのエリート”であることだ。とすれば、どちらも世界の支配者側の“1%”として、裏では共通の利害で手を握っているということであろうか。

 アイク氏は昨年12月の時点で自身のメディアで「トランプの選挙戦は共和党の信用を失墜させることが目的であり、ヒラリーの次期大統領への道を切り拓くものになります」と警告(!?)を発している。

 さて、ともあれかたちの上では今後の選挙戦で公開ディベートなども予定されており、真っ向勝負となる2人の候補だが、アイク氏の言うようにもはやヒラリーの当選は確実なのだろうか。こうした観点から終盤戦に突入していく米大統領選に注目してみるのも興味深いのではないだろうか。
(文=仲田しんじ)

参考:「Express」、「BBC」、「David Icke」ほか

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
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