英で発掘された5千年前の“巨大石板”に描かれた記号がヤバい! 4本指の足跡、十字架、渦巻きの意味とは?
■最新3D技術は石板の意味を突き止められるか
非接触3Dスキャナーで有名な「Factum Foundation」社のフェルディナンド・ソーマレズ・スミス氏によると、この3D技術はツタンカーメン王墓の隠し部屋の発見にも一役買った実績があるという。
「Factum Foundationの3Dスキャン技術は、ツタンカーメン王墓の調査で世界中の注目を浴びました」(スミス氏)
「今度は世界中の人々が、この歴史的に重要な石板に目を向けるはずです」(同)
「古代遺跡の再生に我々のデジタル技術がどれほどの貢献をしているか分かってもらえると思います」(同)
そのため、作業は基本的に集められた3Dスキャンをもとに行われるようだ。まず、石板全体に広がるイタズラ書きなどを取り除き、原型を回復する予定だという。さらに、3Dスキャンからオリジナルそっくりのレプリカを作成することもできるそうだ。
この石板に描かれたシンボルの意味は、現段階では全く分かっていないそうだが、研究者らの推測では、古代文字、大きな出来事の記録、計測のための装置、芸術作品、地図、生死を表現したシンボルではないかとのことだ。
また、歴史研究家のアレクサンダー・マッカラム氏は、石板の目的を1つに限定することはできないと主張している。
「周辺地域の地図ではないかという説もありますが、私は複数の目的に使われていたのではないかと推測しています。この石板が使用されていた数百年の間にさまざまな目的のために使われていったと考えた方がいいでしょう」
いずれにしろ、その意味が明らかになるのは石板の再発掘作業が完了してからだ。発掘作業は9月5日月曜日に開始され、作業終了は3週間後とのこと。今後の続報に期待したい。
(編集部)
参考:「Daily Mail」、「BBC」、ほか
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