英で発掘された5千年前の“巨大石板”に描かれた記号がヤバい! 4本指の足跡、十字架、渦巻きの意味とは?
イギリスの巨石文化はストーンヘンジだけではなかった。紀元前3000年に作成された謎の巨大石板が51年ぶりに発掘されるそうだ。
■渦巻き模様に覆われた巨大石板
スコットランド・クライドバンクで発見されたこの巨大石板(通称:コックノー・ストーン)の大きさは13m×8m、巨石とされるストーンヘンジ(全長約4~7m)よりもさらに大きい。表面に“カップ&リング・マーク”(cup and ring mark)と言われる渦巻き模様が90個ほど描かれているのが特徴的だ。
このマークは、広くヨーロッパ(イングランド、フランス、イタリア、ギリシアなど)でみられる新石器時代~青銅器時代(紀元前8500年~紀元前3000年)に、大通り、狩猟場、井戸、自らのテリトリーを知らせるために使用されていたシンボルだそうだ。
コックノー・ストーンにはその他にも、十字架を円で囲ったようなものや、他のシンボルとは全く異なる、4本指の足のようなものまで掘り込まれている。
このようにストーンヘンジとは趣きが異なる、イギリスには今まで無かったタイプの巨石のようにみえるが、実は1887年すでにレヴァランド・ジェームズ氏によって発見され、話題になっていたらしい。
しかし、近くに集合住宅地が建設されると、人々が石板に群がり、その上を歩いたり、イタズラ書きを掘り込んだりするようになったため、1965年に考古学者ルドヴィック・マクレラン・マン氏が保存のために再び地中に埋めたそうだ。
■半世紀ぶりの再発掘
およそ半世紀ぶりの発掘作業にあたる英グラスゴー大学の都市考古学者ケニー・ブロフィー教授は、調査が順調に進めば石板の製作者からシンボルの意味まで分かるのではないかと期待を膨らませている。
「これはヨーロッパで発見された石板の中で最も大きく、そして私が見るところ、最も重要な先史時代のアートパネルです」(ブロフィー教授)
「しかし残念なことに今日まで忘れ去られ、一部は破壊されてしまっています」(同)
「長い間保存されてきましたが、適切な技術がある今こそ再調査すべきだと判断しました」(同)
今回の発掘作業の目的は、最新の3Dスキャン技術を用いて石板表面を高解像度でスキャンすることだという。そして、全作業が終了した後、石板は再び保存のために地中に埋められるとのこと。
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