「この世がマトリックスの可能性は50%」メリルリンチの衝撃調査結果が波紋呼ぶ

■シミュレーション仮説は人間には証明できない!?

 何かと衝撃的なマスク氏の発言なのだが、今の我々がコンピュータ・シミュレーションの中で生きていることは決して悪いことではないという。なぜなら、ボストロム教授のシナリオの“1”である“人類の滅亡”が回避されたことの証しとなるからだ。理論的には“2”の可能性も残るが、おそらくマスク氏は、好奇心旺盛な人類に“2”はありえないと考えているようである。

 人々の暮らしを丸ごとカバーする精巧な“世界シミュレーション”ではおそらく、脳と人工知能の接続が行われているという。まさに映画『マトリックス』の世界だ。そして将来登場する人間をはるかに凌駕する知性を備えた人工知能からしてみれば、我々は飼い猫のような存在になっているということらしい。

「この世がマトリックスの可能性は50%」メリルリンチの衝撃調査結果が波紋呼ぶの画像2Mirror」の記事より

 なかなか複雑な気分にさせてくれる話題だが、ひょっとして多少の救いになるかもしれない揺るがぬ原則がある。それは、もし我々がコンピュータ・シミュレーション上の存在だとしても、そうであるからこそ我々には絶対にそれを証明することができないということだ。ゲームのキャラクターが画面から飛び出てこないことと同じである。だからこそ昔の人々はシミュレーション仮説を宗教の問題として考えてきたのだろう。

 考えるほどに頭を悩ませるこのシミュレーション仮説だが、秋の夜長に思いをめぐらせるには格好の題材かもしれない!?
(文=仲田しんじ)

参考:「Mirror」、「Business Insider」、「The Verge」ほか

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