30万年前のローデシア人の頭蓋骨に不可解な穴! スナイパーにこめかみを撃ち抜かれた可能性も?
■ローデシア人は狙撃されていた!?
オランダの研究者で「Secrets of the Lost Races」の著者Rene Noorbergen氏も「銃弾説」を支持している。氏によると、「ブロークンヒルの頭骨」に見られるような円形の穴は、ライフルで撃ち抜かれた人の頭蓋骨に見られるそうだ。
参考までに弓と銃の初速を比較してみよう。和弓の初速は平均して時速200キロメートルそこそこ。銃や弾丸で違いはあるが、スナイパーライフルは大体時速2500~3000キロメートルと言われている。現代の精密な和弓と比べても、ライフルは10倍以上も速い。これほど高速の弾丸が頭蓋骨に打ち込まれた場合、頭骨内部に大きな圧力がかかることも想像に難くないだろう。
これらの証拠を考慮すると、「弾丸説」も可能性としては否定できないが、最大の問題は、火薬どころか文明の萌芽さえなかった30万年前にライフル銃に匹敵するような武器が存在したか、である。
このようにあまりにも過激な想定のため、疑似科学に過ぎないと厳しく非難されることもしばしばあるという。しかし、ドイツ人の解剖医が「ローデシア人の頭骨に見られる損傷は、銃弾でなければ不可能だ」と判断したと作家で冒険家のアメリカ人デイヴィッド・ハッチャー・チルドレス氏が自身の著書(「 Technology of the Gods: The Incredible Sciences of the Ancients」)で述べているなど、銃弾説を支持する人が一定数いることも確かだ。
未だ決定的な証拠が見つかっていない以上、どちらの立場もありうるが、もし30万年前に銃があったとすれば、「超古代文明説」、「古代宇宙飛行士説」、さらには「未来人説」などさまざまな可能性が考えられる。読者の皆さんはどう思われるだろうか?
(編集部)
参考:「EWAO」、「The Shields Gazette」、ほか
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