バミューダトライアングルの謎、ついに解明へ! 真実は“六角形の穴”に隠されていた
■恐怖! 「空気爆弾」
なんと六角形状の雲の切れ間では、前代未聞の猛烈な暴風が吹き荒れていたのだ。研究チームが「空気爆弾」にも喩えるこの暴風だが、風速は時速約270km、つまり秒速75mにもなり、気象庁が区分する最強ランクの台風(秒速54m、樹木が根こそぎ倒れて木造住宅の全壊が始まる)を遥かに上回る数値である。
そしてさらに興味深いことに、「空気爆弾」は猛烈な“下降気流”だった(台風、ハリケーン、サイクロンは強烈な上昇気流)。つまりこれが直撃すれば、航空機などまるで海に吸い込まれるように墜落してしまううえ、海面では巨大な波が生じる。研究チームは「空気爆弾」で生じる波の高さを13mと試算しており、ほとんどの船を軽く沈めるだけの威力を備えていることは指摘するまでもない。そう、多くの航空機や船舶を一瞬にして“消し去った”犯人は、この「空気爆弾」としか考えられないというわけだ。
「多くの場合、(六角形の穴を持つ)雲はランダムで発生しているようです」(ミラー博士)
■しかし、なお謎は残る
ミラー博士らの研究が正しければ、バミューダトライアングルの正体とは、誰も予期しない形で「空気爆弾」が突然生じる海域であり、消えた船舶や航空機は、運悪くその直撃を受けてしまったということになる。
なお、「空気爆弾」について研究チームは、「マイクロバースト」と呼ばれる気象現象に近いものと考えているようだが、詳しい言及を避けている。今後の研究テーマは、この「空気爆弾」が発生する原因とメカニズムの解明へと移行するのかもしれない。さて、またひとつ世界のミステリーが解明に近づいたという事実に興奮を覚えるとともに、なんとなく寂しさを覚えたオカルトファンも多いのではないだろうか?
(編集部)
参考:「WHAT’S ON EARTH」、「INDEPENDENT」、「Mirror」、ほか
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