惑星「プロキシマb」に生命の可能性大? 理学博士が緊急解説「人間に似た生物やモンスターも」
――科学分野だけではなく、オカルト・不思議分野にも造詣が深い理学博士X氏が、世の中の仰天最新生物ニュースに答えるシリーズ
太陽系に最も近い恒星であるプロキシマ・ケンタウリ。数々のSF作品やゲームCivilizationなどでもおなじみの、ケンタウルス座α星(アルファケンタウリ)を構成する三つの恒星の一つである。その惑星である「プロキシマb」が、生物の存在しうる惑星かもしれないと注目を浴びている。今月25日付の英「Dailymail」が報じている。
プロキシマbの存在が確認されたのは今年8月のことだ。この惑星は地球から約4.2光年の位置にある岩石型惑星で、大きさも地球に近いと考えられている。ハビタブルゾーンと呼ばれる、恒星(この場合はプロキシマ・ケンタウリ)からのエネルギーが生物生存に適した領域に位置しており、かねてより生命の可能性が指摘されてきた。
だが今回、それをさらに裏付ける新たな観測結果が得られた。エクス=マルセイユ大学のチームの発表によると、プロキシマbは大量の水に包まれた惑星で、薄い気体に包まれている可能性があるという。つまり、海と大気のある、地球によく似た惑星であるかもしれないのだ。
発表によると、プロキシマbと恒星の距離は、地球と太陽の距離のわずか0.05%しかない。しかし、プロキシマ・ケンタウリは赤色矮星であり、その明るさは太陽の千分の一に過ぎない。そのため、プロキシマbには液体の水が存在しうるという。惑星の半径は地球の0.94~1.4倍ほどと推測されている。
![惑星「プロキシマb」に生命の可能性大? 理学博士が緊急解説「人間に似た生物やモンスターも」の画像2](https://tocana.jp/images/Artist%27s_impression_of_the_planet_orbiting_Proxima_Centauri.jpg)
惑星表面の様子は半径によって異なると考えられている。シミュレーションによると、プロキシマbの半径が8920km程度の場合、岩石の核と水がちょうど半分くらいの割合で存在することとなり、深さ200kmの海と薄い大気の層が存在する可能性があるという。半径が5990km程度だった場合、惑星は密度の高い金属の核をもち、表面には惑星の質量の0.05%の水(地球は0.02%)が存在しうるという。いずれの場合にしても、海と気体状の大気の存在する可能性は高い。生物が居住するに適したポテンシャルがある惑星だと研究チームは述べている。
プロキシマbが生物の居住できる環境であるなら、当然気になるのはすでに生命が存在するかどうかだ。生物学に詳しい理学博士X氏にうかがった。
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