グーグルが本気で取り組む「スマートシティ」10の構想! 圧倒的未来感にワクワクが止まらない
7. 農業革新
まだ成功には至らないものの、種子や土壌のモニタリングなどのビッグデータを活用して農家に生産効率を高める方法を提示するビジネスへの投資を開始している。
グーグル・シティ内に農地を置く場合、耕作時に土の状態や湿気など自然現象のリアルタイムな情報を得たり、農作物がより豊かに成長する時期を推測することが可能になるという。また耕作する野菜や穀類それぞれの必要な最新情報を常に提供する予定である。
8. 教育機関におけるウェブネットワークの強化
学生と保護者、教師、学校間でのウェブネットワークの強化を予定している。例えば学生が同級生とプロジェクトを簡単に共有して作業を進める一方で、教師は保護者がオンラインで見ることができるプレゼンテーション資料を作成できる。
IT都市における教育モデルの構築を目指しており、学生はネットへのアクセスが制限されることなく最大限に好奇心を追求することができる。
9. バスや電車の最新情報提供
目的地への最短ルート、混雑を避けるルートの提示をはじめ公共機関における通勤通学時間や遅延、乗客の人数や歩行者の動向などの最新情報を提供する。また大規模災害に備えて自治体職員が速やかにITネットワーク回復ができるよう訓練を行う。
10. ハイテクな健康管理
グーグルは過去に「Google Health」でウェブ上に健康関連の情報を集めて管理するサービスの運用に失敗しているが、新都市計画でリベンジできるかもしれない。
処方箋管理、投薬履歴、通院記録などを集約して病院間で情報をシェアすると同時に健康追跡管理まで行うという革新的な試みで、市民の健康を守る。各種保険取扱企業、病院、健康関連業界とパートナーシップを構築して利用者への利便をはかる。
現時点で開示されている情報は多くないので詳細等は不明だが、ざっと上記に挙げたものを見ても、今さらながらグーグルがこれほど多岐のジャンルにわたり事業を展開していることに驚く。この究極IT未来都市が完成するのはいつだろうか。アメリカンドリームのスケールは果てしなく広大で、そして緻密だ。
(文=Maria Rosa.S)
参考:「Business Insider」、「Sidewalk Labs」、ほか
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