GHQに翻弄された紅白歌合戦の裏歴史
GHQに翻弄された紅白歌合戦の裏歴史! NHKの苦肉の策とささやかな仕返しの知られざる過去とは?

今年も残すところわずか。やはり年末は、実家でこたつを囲み、テレビを横目で見ながら家族と語らいたい。ダウンタウンの番組も、格闘技番組も気になるが、一家団らんを目指すのなら「NHK紅白歌合戦」は外せない。その大みそかの平和的な茶の間の象徴とも言える紅白歌合戦に対して、かつて「軍国主義的である」と噛みついた、とんでもない悪の組織があったのをご存じだろうか。日本社会と文化を分断しようとした連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)だ。
■「紅白歌合戦」の企画書がGHQに取り下げられる

紅白歌合戦は、1951年(昭和26年)1月3日にラジオで放送されたのが第1回とされているが、実はその5年前の1945年(昭和20年)の大みそかに放送された「紅白音楽試合」という“幻の前身番組”があった。男女の歌手が紅組と白組に分れ、紅組司会は女優の水の江滝子、白組司会はコメディアンの古川ロッパが務めるなど、内容や人気者を起用する手法は今と変わらないものだった。
しかしゴロの悪いヘンテコな番組名になってしまったのは、GHQの陰謀だったのだ――。
1945年に大東亜戦争(太平洋戦争)に敗北した日本は、アメリカ軍による事実上の単独占領下におかれ、マッカーサー元帥を最高司令官とするGHQの指令・勧告にもとづいて日本政府が政治を行う、間接統治の方法がとられた。当時はまだテレビ放送はなく、ラジオだけだったが、東京・内幸町の放送会館にあったNHKは、館内の一部を接収したGHQのCIE(民間情報教育局)にすべての放送予定内容を提出し、検閲を受けていた。
紅白の生みの親であるNHKの近藤積ディレクター(故人)は、学生時代に剣道に打ち込んでおり、剣道の団体戦にヒントを得て、当時としては斬新な、“歌手が紅白に分れて対決する歌番組の構想”を着想した。そして、「紅白歌合戦」の企画書をGHQに提出したのだが、なんと「不許可」という返答が返ってきた。しかもGHQは、「敗戦国日本が“合戦”の番組を作るとは何事か。軍国主義的である」と怒り狂っていたのだ。
原因は、企画書の翻訳担当者が“合戦”をバトル(戦闘)と訳したことだった。戦勝国として奢りあがったアメリカの難癖以外の何ものでもない。それでも近藤氏は、「バトルではなく、マッチ(試合)です。あなたの大好きなベースボールと同じですよ」とアメリカの担当官を必死で説得し、番組名を「紅白音楽試合」と変更することで、なんとか実現にこぎつけることができた。
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