失った腕を“ニョキニョキ生やす”再建技術「バイオドーム」がヤバい! 5ステップで肉体が何度でも蘇る!
●イオン
![失った腕をニョキニョキ生やす再建技術「バイオドーム」がヤバい! 5ステップで肉体が何度でも蘇る!の画像3](https://tocana.jp/images/armregenerate_03.jpg)
バイオドーム内の特殊な薬品が、身体のイオンチャネルを操作する。(イオンチャネルとは、細胞表面に存在する穴のようなタンパク質であり、ここから電荷を持つイオンが出入りすることで、細胞内の電荷と電気信号を体中の別の細胞に変換することができる)
●遺伝子トリガー
![失った腕をニョキニョキ生やす再建技術「バイオドーム」がヤバい! 5ステップで肉体が何度でも蘇る!の画像4](https://tocana.jp/images/armregenerate_04.jpg)
細胞の生態電気信号はソフトウェアのコードのように遺伝子の動きと方向に影響を与える。細胞を分割する信号が一度与えられると、刺激が段階的に増幅していき(カスケード効果)、自然な腕の再生プロセスが始まる。
●新しい腕
![失った腕をニョキニョキ生やす再建技術「バイオドーム」がヤバい! 5ステップで肉体が何度でも蘇る!の画像5](https://tocana.jp/images/armregenerate_05.jpg)
このプロセスは人間の胎児の成長と同じスピードで進行する。つまり、25歳の兵士が道路脇の爆弾で腕を失ったとしたら、腕が再生するのに10年は待たなければならない。35歳になった頃、やっと小学生ぐらいの腕に成長する。サイズは小さいが、腕として完全に機能する。
いかがだろうか? この技術を用いれば、腕だけでなく脚や鼻なども再生できそうだ。トカナではこれまでにも、自らの腕で自らの耳を培養する身体の再建技術や、死体を脱細胞化して再建する技術、リンゴから人間の耳を作り出す技術をお伝えしてきたが、再生医療分野の目覚しい発展には驚かされるばかりである。
いずれは、漫画『ドラゴンボール』のように、大怪我をしたり死んでしまったりしても「元に戻せるから心配するな」と、人々が平然と口にするようになるかもしれない(そんな世界は、どこかグロテスクな気もするが……)。いずれにしろ、再生医療技術はさらに多くの人を救っていくだろう。そのこと自体は素晴らしいに違いない。
(編集部)
参考:「New Scientist」、ほか
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