ついに臨死体験が科学の常識に?複数の物理学者「死んだら意識は宇宙に放出され、未知の世界に行く」
■宇宙空間に放出された量子情報はどうなる?
それにしても、宇宙空間に放出された量子情報は一体どうなるのだろうか? バラバラになった量子情報が誰かの微小管に入り込み、“輪廻”することもあるのだろうか? 科学的にも解明できていないこの謎を、少しオカルト的に考察してみよう。参考にするのは、ドイツの哲学者ニーチェが説いた「永劫回帰」だ。
永劫回帰とは「この人生が寸分違わず何度も繰り返される」という恐ろしい思想である。どんなに悲惨で惨めで苦しみに満ちた人生でも、「より良い人生」は永遠に訪れない。これだけ聞くと、陰気なニーチェの単なる思いつきに聞こえるかもしれないが、彼は永劫回帰の“科学的な説明”も試みている。曰く、物質が有限であり、時間が無限であるならば、サイコロの組み合わせゲームを無限に続ければ何度も同じ組み合わせが出るように、原子の集合体である人間も、今の自分とまったく同じ原子組成パターンが何度も繰り返されるはずだという。
原子と量子情報は別物であるが、ニーチェのアイデア自体はどちらにも適用できるものだろう。宇宙空間にバラバラに散らばった量子情報が寸分違わず集れば、同じ私が生まれるかもしれない。
実際のところニーチェが考えているほど世界は単純にできていないが、「死んだら全て終わり」という常識も量子論的には迷信となってきている。我々が死の恐怖から解放される日もそう遠くないかもしれない。今後も量子論から目が離せない。
(編集部)
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2024.10.02 20:00心霊ついに臨死体験が科学の常識に?複数の物理学者「死んだら意識は宇宙に放出され、未知の世界に行く」のページです。物理学、魂、量子、意識、ロジャー・ペンローズ、微小管などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで