“永遠の若さを保つ液体”に入った800万年前の謎の美女ミイラ! ロシアで再注目される
■ウェアリング氏「この女性は発見時まだ生存していた」
その後半世紀近くも話題に上らず、立ち消えになっていたこのミイラだが、ロシア国内で当時の目撃者インタビューを含む特集が組まれ、最近また日の目を見るようになった。だが、女性の遺体は現在記録映像で確認することができるが、残念ながら既に液体は取り除かれ、当時の“生きているかのような”という記述からは程遠い、誰もがイメージするミイラの状態になってしまっている。発見から現在に至るまで、どうやら詳しい調査は行われた形跡はないようだ。
このミイラに着目した、前述のウェアリング氏は独自の見解を述べている。
「この女性は発見時にはまだ生存していた可能性がある。女性は石棺のようなものの中に満ちていた液体によって保存されている状態で、もし仮に女性が死亡していたとしても、そのおかげで生存前の若さを保つことができたのだろう」
「担当した当時のロシア人研究者はこの事実を知っていたはずだ。液体は分析され、最終的には再現に成功していたかもしれない。だとすれば、液体の謎を突き止めた研究者はその情報を隠匿して自分自身に用いたに違いなく、もしかしたら現在もまだどこかで生きていてこの液体によって若さを保っているかもしれないのだ……」
古代ミイラのように人工的にミイラ化させようとすれば、身体の腐敗が進行するよりも早く急激な乾燥を行うべきで、今回のように液体に身体が浸かった状態であると通常は腐敗したり劣化が進んでしまうはずである。女性はなぜ生存しているかのような状態を保っていたのか? 棺を満たしていたという液体はなんだったのか? そして女性の正体はいったい何者だったのか? すべてはいまだに謎に包まれたままだ。
(文=Maria Rosa.S)
参考:「UFO Sightings Daily」ほか
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