全人類共通の「集合的無意識」は確実に存在する！ 「ブーバ／キキ効果」実験で判明

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画像は「Daily Mail」より引用

実験3
　さらに万全を期すため、文字を用いず、音声と視覚イメージのみで実験。それでも、「bubu」と「kiki」の音声が図形イメージと合致している時の方が、短時間で認識することができた。

　以上の結果から、音声は図形と共感覚のように密接に結びついていることが証明されたが、この実験で最も重要なのは“無意識のうちに”音声から図形を連想させた点である。被験者らは、ほとんど認識できないほどぼやけた文字を見せられ、それが認識できた時点で瞬時にボタンを押すよう指示されていたため、文字と図形の関係をじっくりと考える時間がなかった。つまり、意識的な連想ではなく、無意識的な連想の実在が今回の実験で証明されたというわけだ。

「ブーバ/キキ効果」は、特定の地域や言語に特有の現象ではなく、人間の無意識にインプットされた普遍的な現象であるといわれている。フランスを代表する哲学者・社会人類学者のクロード・レヴィ＝ストロースは、ブルバキの群論など当時最先端の数学理論を用いることで、未開社会の親族構造を分析し、人類に共通する普遍的な構造（無意識の法則）を発見したが、このことも「ブーバ/キキ効果」の普遍性と関係する話だろう。

　アマゾンの奥地に住む原住民も、アメリカのトランプ大統領も無意識レベルで考えていることは変わらない。もしこの実験に全く共感できないとしたら、それはあなたが地球外生命体だからかもしれない（？）

参考：「UPI」、「Daily Mail」、ほか

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