「人類滅亡のシナリオ10」ケンブリッジ大学・絶滅リスク研究機関が発表! 殺人AI、バイオハッキング…ヤバすぎる近未来!

 人類がどのように終焉を迎えるかは、SF映画や小説では尽きないテーマだ。テクノロジー情報誌「Wired」は、CSER(The Cambridge Centre for the Study of Existential Risk:ケンブリッジ絶滅リスク研究センター)の「実存し得るリスク研究」によりまとめられた「地球壊滅の脅威リスト10」を発表した。


1. 人工知能/時期:2075年/対策優先度:非常に高い

 人工知能(Artificial Intelligence)が自らを進化、発達させるという段階に達したとき、彼らと人類の目標が一致するかどうかは予測不可能だ。CSER外部アドバイザーのニック・ボストロム博士は、2075年までに人工知能は人間の知能の90%のレベルに到達すると予測している。そして人工知能が我々の理解を超えて発達することは、核兵器の開発と同様の脅威であるという。

 世界的に有名な物理学者スティーヴン・ホーキング博士は言わずもがなスペースXの創業者のイーロン・マスク氏も人工知能への懸念を表明している一人である。ホーキング博士は2016年に、「人工知能の進歩は必ずしも無害ではない」と発言している。CSER は人工知能が近い将来、人間の存在を脅かすリスクを数多く生み出すと考えており、この脅威の可能性はかなり高いと評価した。

人工知能への懸念を表明するイーロン・マスク氏 動画は「Ruptly TV」より

2. バイオハッキング/時期:現在/対策優先度:非常に高い

「人類滅亡のシナリオ10」ケンブリッジ大学・絶滅リスク研究機関が発表!  殺人AI、バイオハッキング…ヤバすぎる近未来!の画像1 「Daily Mail」の記事より

 バイオハッキング(Bio-hacking)とは合成生物学で、DNAを操作して合成作物や合成生物を作る技術だ。この技術利用によって牛なしでの人工牛乳の生産や、遺伝子操作によるガン治療などが可能になる。研究者たちは遺伝子レベルで既存の微生物を作り変える実験を続けているのだが、CSERはそれらの実験は非常に危険だと考えている。一例としてバイオエンジニアリングの実験で人為的に作られたウイルスが実験室から漏れ出た場合、世界中にパンデミック(大感染)が起きる可能性は大きい。ジカウイルスの大流行は225万人以上に影響したが、今後新たなパンデミックが起きる可能性は非常に高いと警告している。

3. キラー・ロボット/時期:任意/対策優先度:低

「人類滅亡のシナリオ10」ケンブリッジ大学・絶滅リスク研究機関が発表!  殺人AI、バイオハッキング…ヤバすぎる近未来!の画像2 「Daily Mail」の記事より

 CSERは、人類が新テクノロジーによって重要事項の決定に携わらなくなる可能性があると考えている。人工知能の進歩によって、AIロボットが自分で選択してターゲットを襲う可能性もあるのだ。キラー ロボット(Killer robots)と呼ばれる完全に自律稼動する兵器は、SFの世界から現実になろうとしている。ある日、キラー・ロボットが彼らを作り出した人類に敵対する可能性もないとは言えない。


4. 核戦争/時期:常時/対策優先度:低~中

「人類滅亡のシナリオ10」ケンブリッジ大学・絶滅リスク研究機関が発表!  殺人AI、バイオハッキング…ヤバすぎる近未来!の画像3 「Daily Mail」の記事より

 今この地球には核兵器が1万5000以上存在する。そしてもし地球上で核爆発が100回起これば、地球は壊滅的な核の冬に突入する。爆発自体も壊滅的な被害を引き起こす一方、科学者はその後に起きる「冬の時代」こそがきわめてシビアなものになるだろうと予見している。核爆発によって成層圏に送り出されたブラックカーボンは、日光を吸収しオゾン層を破壊、無防備な地球には有害な紫外線が降り注ぐ。爆発に加え、急激な気温低下、作物の不作、海洋生物は過剰な放射線によって減少し、人間は世界的な飢饉に直面する。人類が生き残る可能性はあるが、地球上における生存条件は過酷なものになる。


5. 気候変動/時期:任意/対策優先度:低~中

「人類滅亡のシナリオ10」ケンブリッジ大学・絶滅リスク研究機関が発表!  殺人AI、バイオハッキング…ヤバすぎる近未来!の画像4 「Daily Mail」の記事より

 産業革命以降、人間の営みが大気の微妙なバランスに影響を及ぼしている。「温室効果ガス」と同様、化石燃料を燃やす時に放出される二酸化炭素の濃度は、地球の周りに厚い膜を形成、余分な熱を蓄えて地球の気温を上昇させている。科学者は地球温暖化がもはや引き返せない臨界点――ティッピングポイント――まで進むことを警告している。この時点に達すると暴走する温室効果によって、気温は数百度まで上昇し海は沸騰する、つまり、地球上で生きることが不可能になる。

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