「地球外生命体」の姿を生物学者が3Dで作成!
トラピスト1にいる「地球外生命体」の姿を生物学者が3Dで作成! 自意識ある植物の存在も言及、ハーバード教授も重大発表
先月、地球から39光年離れた赤色矮星「TRAPPIST-1(トラピスト1)」を取り巻く7つの惑星のうち3つに地球型の生命体が存在する可能性をNASAが大々的に発表した。いよいよ「地球外生命体」の存在が現実になりつつある中、トカナでは発表直後に「トラピスト宇宙人」の予想イメージを世界に先駆けて公開したが、この度、ついに生物学界からも“科学的に最もありそうな”地球外生命体の姿が提出されたとのニュースが飛び込んできた! 英紙「Daily Mail」(3月6日付)が報じている。
■生物学者が予想する「トラピスト生物」
オーストラリア・フリンダース大学で生物学を教えるブライアン・チュー教授と、グラフィックアーティストのスティーブ・グライス氏がタッグを組み、赤色矮星系に存在しそうな生命体の3Dイメージを作成した。
チュー教授は、この生物の特徴を次のようにまとめている。
・地上も歩きまわれるような両生類(水陸両生)である可能性が高い
・激烈な太陽光や砂嵐、捕食者から身を守るため、鎧のような装甲版と分厚い皮膚を備えている
・地面に生える地衣類や地中の根茎を食料にしている
・食料を掘り出すため/地面に穴を掘り太陽フレアから逃れるため、強靭な前腕を持つ
・赤色矮星は太陽よりも遥かに少ないエネルギーと光を発しているため、それらを効率よく摂取するための透明な皮膚を持つ
・強烈な風に吹き飛ばされないため流線型をしている


パッと見たところ、両手が生えた「シュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)」といったところだ。やや気色悪い口元は、水槽のコケ取りに活躍する「プレコ」のそれを模したのだろうか。いずれにしろ地球上には存在しそうにない奇妙でキモイ生命体だ。
「トラピスト1の系外惑星に生命体が存在するとしたら、地球の生物とは随分異なっていることでしょう」(チュー教授)
分厚い肌、嵐への適応、常に全裸など、トカナでご紹介した「トラピスト宇宙人」の特徴ともほぼ一致している。この生物が高度な知性を持つ段階にまで進化すれば、我々の予想イメージにさらに近づくだろう。
■自意識を持つ「トラピスト植物」も
また、チュー教授は「トラピスト植物」が“自意識”を持つ可能性があるという。それというのも、赤色矮星の過酷な環境下では、水を入手することが何よりも重要になるため、周囲の環境について自覚し、種子がどこに飛んで、どこで落ちればよいか考える必要があるからだという。本体はキノコのように地表よりも地中に隠れる可能性が高く、摂取した水は表面の蕾か地中の根に貯蔵されるという。
実際に生命が存在するかは人類が足を踏み入れるまで分からないが、NASAをはじめ世界中の科学者が大真面目に議論するほど、地球外生命体の存在はリアルになってきている。

今月2日にも、米バーバード大学の研究者らが「トラピスト1」と地球外生命体についての研究論文をオンライン論文サイト「arXiv」に投稿。トラピスト1の系外惑星は互いに非常に近い位置にあるため、有機分子の惑星間移動が起こりやすく「パンスペルミアによる生命の自然発生は、地球よりも遥かに可能性が高い」と、結論づけている。
地球外生命体を巡る研究は各分野で今後ますます盛んになっていくことだろう。さらなる驚きの研究成果に期待しよう。
(編集部)
参考:「Sketchfab」、「Daily Mail」、「arXiv」、ほか
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