トランプ専用車「ビースト」が無敵すぎる! 化学兵器や爆弾にも負けない“走る最高司令室”のスペックとは?

 国家元首や政府高官、経済界のVIPなど、権力と責任と経済力を備えた人物は、とかく狙われやすい。影響力が大きければ大きいほど、ターゲットとしての価値が高いというわけで、厳重な警備・警護体制が敷かれることになる。


■トランプ大統領専用車「ビースト」

 アメリカのトランプ大統領の場合はどうだろう。今、地球上で彼ほど政治的、経済的に影響力があり、同時に命を狙われている人物もいないのではないだろうか。

 そのトランプ大統領が移動に利用する、オフィシャルなリムジンの対テロリスト、対暗殺者に対するセキュリティ性能が世界最高水準であることは簡単に想像できることだが、その特別度がまさに度が過ぎているものであることが、イギリスの「Daily Mail」紙にレポートされている。

 別名「ビースト」と呼ばれるトランプ大統領専用車は、GM社のキャデラックの特別仕様車で、大統領専用機の「エアフォース・ワン」にならって「キャデラック・ワン」とも呼ばれる。その安全性は常識レベルをはるかに超えており、1台あたりの価格は約17億円。それが12台用意されているという。おそらく、公表されていない秘密もあるのだろうが、このスペシャルなキャデラックの特別さ加減を見てみよう。

トランプ専用車「ビースト」が無敵すぎる!  化学兵器や爆弾にも負けない走る最高司令室のスペックとは?の画像1 「Daily Mail」の記事より

 まず、外部からの攻撃に対する防御性能がやたら高い。軍用装甲車をしのぐレベルの防御力を誇っている。すべての窓は5層のポリカーボネート製で、厚さ5インチ(約13センチ)の厚みがあり、貫通弾や、44マグナム弾などにも耐え得る防弾性能を誇るものが使用されている。ドライバーの窓以外は開けることができない仕様だ。そのドライバーの窓でさえ、3インチ(約7.5センチ)しか開くことができないという。

 ボディは軍事基準を満たす鋼鉄、アルミニウム、チタン、セラミックの複合素材の装甲板で、最薄の部分でも5インチ(12.7センチ)あり、ロードサイドで爆弾が爆発したとしても耐えられる構造になっている。

 ドアは8インチ(約20センチ)ほどあり、大型旅客機ボーイング757のドアと同程度の重量がある。このドアが閉められると、室内は完全に外気から遮断され、化学兵器や生物兵器など見えない兵器による攻撃にも耐えられるようになっている。そのために、トランクには車内供給用の酸素タンクまでが備えられているというのである。

トランプ専用車「ビースト」が無敵すぎる!  化学兵器や爆弾にも負けない走る最高司令室のスペックとは?の画像2 「Daily Mail」の記事より

■緊急時にはアメリカ全軍の最高司令室に変貌

 もちろん、このキャデラック・ワンは単に外からの攻撃に対して徹底的に強いというだけではない。

 ケブラー繊維で強化されたタイヤはパンクした状態でも100km以上走行が可能であったり、世界中どこの場所からでも暗号化通信を可能にする専用衛星回線を使った携帯電話が装備されていたりする。

 フロントグリルには暗視スコープとレーダーが備えられ、照明が完全に絶たれた状況下でも走行可能であったり、緊急事態用に大統領の血液と同型の輸血用血液パックまでが積まれていたりするが、ショットガンをはじめ数種類の武器も搭載している。

 もちろん運転手も、シークレットサービスから選び抜かれたドライバーのみがハンドルを握ることが許されているのである。

トランプ専用車「ビースト」が無敵すぎる!  化学兵器や爆弾にも負けない走る最高司令室のスペックとは?の画像3 「Daily Mail」の記事より

 さらに、この専用車の近くには常に「ニュークリア・フットボール」と呼ばれる核ミサイルの発射指示ボタンが搭載されているアタッシュケースをもった軍用車が随行していて、緊急時にはアメリカ全軍の最高司令室としての役割も備えているということである。

 これだけの安全性能を誇るビーストは、通常のSUVの2倍以上の長さでその重量は7トンを超えるものであるらしい。さぞかし燃費が悪いだろうなどと考える庶民には縁のないリムジンであることには間違いないが、果たしてその乗り心地はいったいどんなものなのだろうか。
(文=高夏五道)

参考:「Daily Mail」ほか

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