【閲覧注意】キリストの処刑を完全再現する血みどろイースター祭り! 釘で手足を打ち抜き、皮膚が裂けるまでムチ打ち!!=フィリピン
宗教活動、特に信仰にかかわる多種多様な儀式が世界中で行なわれていることは言うまでもないことだが、一般的にあまり過激な儀式のイメージを持たないキリスト教、それも末端で派生分化した亜流ではなく、メインストリームであるカトリックの信仰的儀式が、驚くほど過激になっている地域があるという――。
■残虐的な血みどろのイースター
「愛」の宗教でもあるキリスト教の信仰儀式が、フィリピンの一地域で血みどろの痛ましい儀式になっており、その実態をイギリスの英紙「Daily Mail」がレポートしている。
日本における最もメジャーなキリスト教の儀式といえば、もはや恋人たちのイベントと化してしまったクリスマスであるが、欧米をはじめとするキリスト教の信者が多い地域ではクリスマスと並ぶ一大イベントがイースターであることに間違いはない。
クリスマスがキリストの誕生祭であることに対しイースターは、キリストの死と復活を祭るものであり、キリストが民にかわり十字架に磔にされ処刑されるという、ある意味暗いイベントを中心にした構成になっていることには違いないが、フィリピンの首都マニラの東にあるマンダルイヨンで行われているこのイースターの儀式が、暗い側面を持つどころか、残虐的な血みどろの祭りであるという。
フィリピンは、人口の80%を超える国民がカトリック教徒であるというキリスト教大国のひとつであるが、このマンダルイヨンで行われているイースターの儀式は、伝統的なカトリックのイースターの儀式からはかけ離れている。
■手足を釘で打ち抜き木製の十字架につけられる
熱狂的な信者たちは、キリストが迫害を受け、十字架につけられ処刑されたことを、あたかも再現するかのように、自分自身にムチを打ち、十字架につけられることによって自身の罪を悔い改めようとするのである。
しかも、それは単なる模倣やイベント的な演出などではなく、実際に鉄の鎖でできたムチや竹の棒などで、肌が裂け出血するまで打たれたり、手足を縛り上げて背中をカミソリで切りつけられたりする。なかにはキリストが実際十字架につけられた時のように、手足を釘で打ち抜き、木製の十字架に磔にされる者までいる。
ローマ時代の兵士に扮した信者が、槍などを突きつける演出も相まって、まるで実際の処刑を再現されているような気にさえなってくるようである。
こうした、痛みや苦しみを自身に課すことによって、罪が浄化され、病魔を払い、望みがかなうと信じられているのである。もちろん、カトリック本家からは、この儀式に対しては非難の声があがっているのだが、マンダルイヨンでは、毎年、昼の表通りで子どもを含む大勢の観衆が見守る中で行われているのである。
ある意味、人間の信仰に関する儀式のダークサイドを垣間見ているような気にさえなってくる過激なイースター祭である。
(文=高夏五道)
参考:「Daily Mail」、ほか
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