“安倍政権に目をつけられた”望月衣塑子・東京新聞記者インタビュー! 渦中の人が明かした国民監視、陰謀一族、萎縮するマスコミの実態
いま、安倍政権が揺れている。森友学園や加計(かけ)学園をめぐる疑惑、さらに稲田防衛相の失言や、自民党の豊田真由子議員のパワハラなど次々と問題が噴出しているにもかかわらず、それらを気にも留めない傲慢な姿勢が国民の反感を買い、ついに7月2日の都議選で自民党は歴史的な惨敗を喫した。今後の政権運営は、一気に不透明感を増したといえるだろう。
ところで、森友学園問題では「森友告発プロジェクト」という市民団体が結成され、安倍昭恵夫人や財務省の迫田前理財局長を東京地検に刑事告発している。同プロジェクトの主張によると、昭恵夫人には「内閣総理大臣の妻という地位を乱用した行為により国家公務員法違反の疑い」があり、迫田前理財局長は「不当に低い価格と認識しながら国有地を売却し、国に8億円以上の損害を与えた背任の疑いがある」という。そして6月21日、さらに攻勢を強めるべく同プロジェクトは「安倍やめろ! 緊急市民集会」を開催。多数の市民が一堂に会し、安倍政権の即時退陣を訴えたのだ。
同集会には、元通産官僚の古賀茂明氏、経済学者の植草一秀氏、元自衛官の井筒高雄氏をはじめとする著名人が多数参加していたが、現在(安倍政権に目をつけられて)渦中にある東京新聞記者の望月衣塑子氏も会場に顔をみせていた。望月氏といえば、文部科学省の前川喜平・前事務次官に3時間ものインタビューを敢行し、菅官房長官に加計問題の再調査を迫ったことで、一部の週刊誌では「警察権力に監視されている」と報道されている。しかし、望月氏は前川氏へのインタビューの中で「出会い系バー通いは本当に社会調査だった」と確信を得ているという。
政府の口からは語られることのない「真実」を知りたい――。その思いに突き動かされる筆者は、会場で望月氏にインタビューをお願いした。
■権力者による監視の実態は!?
――よろしくお願いいたします。望月さん、一部の報道にもあるように、政府に厳しく迫ったことで目をつけられ、国家権力・警察権力から本当に監視されているのですか?
望月衣塑子氏(以下、望月) それは、よくわかりません。かつてオウムを取材した民進党の有田芳生参議院議員には1日で50人もの公安警察がついたと聞きますが、今のところ私にはそのような事はありません。情報収集はされているかもしれませんが……。
――スノーデン氏(米国家安全保障局およびCIAの元職員で、国家機密を暴露したことで現在ロシアに亡命中)が指摘するように、今ではPCのカメラや携帯のメール履歴も権力による監視対象になっている、という話もありますが?
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊“安倍政権に目をつけられた”望月衣塑子・東京新聞記者インタビュー! 渦中の人が明かした国民監視、陰謀一族、萎縮するマスコミの実態のページです。戦争、テロ、安倍政権、公安、ロックフェラー、ロスチャイルド、加計問題、森友学園問題、望月衣塑子、東京新聞などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで