奇形写真が多数流出、ナチスだけじゃなかった!「欧米の優生学の記録写真」が公開、遺伝子抹消の過去が明るみに

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 昨今、「受精卵の“選別”は認められるか?」という論議が盛んである。しかし人間の能力を測定し、望ましくないと思われた劣性遺伝を取り除くシステムは、かつて世界中で実践されていた。

■優生学とは?

 優生学(Eugenics)とは、1883年に進化論で知られるダーウィンのいとこのフランシス・ゴルトンが名付けた応用生物科学だ。人類の遺伝的素質を向上させ、劣悪な遺伝的素質を排除することを目的としたものであった。

 彼は優れた精神、肉体的特性を持つ人間を育てることは、社会全体の福祉にとって不可欠であると信じていた。ゴルトンはその科学的貢献から英国でナイトの称号を与えられ、彼の著書は英国とアメリカにおける優生学運動のはじまりに重要な役割を果たした。

 ご紹介する写真は、アメリカ議会図書館に保存記録されていたもので、世界が忘却の彼方に葬り去りたい優生学運動全盛期に撮影されたものである。

eugenicssociety1.JPG1912年に優生学協会によって撮影された佝僂(くる)病の兄弟。この写真撮影の意図は子どもたちの病気は遺伝で、「選択的な繁殖」によって制御できることを実証するためであった。 「Daily Mail」の記事より
eugenicssociety2.JPG1912年に優生学協会が撮影したインドの小人症の人々の写真。 「Daily Mail」の記事より

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