巨人症、アルビノ、結合双生児… 奇形を見世物にした19世紀のフリークショー出演者たち19人大集合!
19世紀から20世紀初頭にかけて、欧米ではフリーク・ショー(見世物小屋)が盛んだった。「見世物」になるのは多くの場合、身体に奇形を持つ人々であった。19世紀に死体や奇病を撮影したものを一冊に収めた写真集「タナトス・アーカイブ(The Thanatos Archive)」には、米国で開催されたフリークショーの写真が多く載っている。
■17世紀からはじまった見世物小屋のフリークスたち
大英図書館によれば「生ける奇形人間」を見世物とするフリークショーは、1600年代に英国で始まったとされる。その中でも人気だったのは巨人や小人、極端な肥満や痩せた人、そして結合体双生児も群衆を集めたという。そして当時、欧米では見ることのなかった珍しい土着民族のショーなども行われていたらしい。出し物はそれほどショッキングでないものもあり、フリークショーの経営者は場合によっては観客が興味を持ちそうなストーリーと設定をでっち上げることもあったという。米国では「地上最大のショー」をうたい文句にする「PTバーナム(PT Barnham)」が、フリークショーを大衆化した。
(左)米国イリノイ州で撮影された奇妙な胎児。写真の裏に手書きで、「1939年、エフィンガム、イリノイ生まれ」と書かれている。この乳児には尾と大きい耳があり、しかし目や鼻孔は無い。新生児の平均体重は3.5キロだが、この新生児は約14キロもあった。(右)死産の結合双生児。
(左)巨人症の子供はフリークショーで人気の出し物であったという。(右)トッチ兄弟:結合双生児もフリークショーでは人気であった
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