9.11の陰謀を暴いたベストビデオ! “爆速”で再現すると見えてくる不都合な真実とは?
同時多発テロの真実を知りたい人向けに制作された皮肉満載の短編映画が、約180万回の再生回数を誇る人気ぶりだ。タイトルは「9月11日の陰謀説」。さっそくネチネチと分析してみよう。
■ハイジャック犯のパスポートが事件現場ですぐに見つかる
シーンは2001年9月11日の朝、アメリカ。ナイフを持った19人の男たちは、中東の要塞で人工透析を受けている病人から指示を受け、その瞬間を待っていた。この病人こそ、生前のビンラディンだ。双方の通信手段は衛星電話とノートパソコン。なんというシンプルさ!彼らは世界最高峰の防衛網を誇るアメリカで、誰にも邪魔されずに交信し続けていた。
19人はいとも簡単に民間機をハイジャック。アメリカでは民間機のパイロットに空軍出身の敏腕操縦士が就くことが多いのに、そんな敏腕からあっさりと機体を奪った。
男たちは2機をブン取り、ニューヨークで3つの巨大な建物――ワールドトレードセンター群を次々と破壊! さらに、残り数名が他の1機を強奪し、ペンタゴンの会計監査室を直撃した。なぜ会計監査室なのか?
ここで映画は、前日の9月10日にラムズフェルド元国防長官が「2.3兆ドルが用途不明」と記者に明かしてしまったシーンを見せる。……あっ、いや偶然なんだろうけど。
映画の通り、実際に事件の数分後、どの番組も「首謀者はビンラディン」と報じた。さらに「ハイジャック犯のパスポートが事件現場から見つかった」とも。たった数分で首謀者を特定し、グチャグチャの事件現場から犯人のパスポートを発見! すごいぞアメリカ。まるで最初から物語が決まっていたみたいだ!
テロのカオスに陥れば、会計監査室に隠された不都合な資料なんてどうでも良くなるのが国民心理だ。あーあ、誠意あるラムズフェルドはさぞかし「ビンラディンのせいで、ペンタゴンの不都合な真実を明かせずじまいで悔しい思いだった」のだろう。うん、きっとそうだ。
ブッシュもチェイニーも密談ばかり行い真実を明かさずにいた傍ら、この惨事でアメリカ国防情報局では2.5テラバイトもの危険情報データが吹っ飛んだ。「でも重要な情報じゃないからOK!」。
証券取引委員会ではインサイダー取引情報が吹っ飛んだ。「これも大した情報じゃないからOK!」。
国立標準技術研究所では、今回のテロ技術の詳細を入手していたものの非公開。「だって、公開したら治安維持が困難になるしぃ~」。
FBIは、同時多発テロ関連の全資料は国民に対して非公開にすべきだと主張。「隠すものなんて何もないから、公開・非公開なんてどうでも良い」。
■事の顛末を“爆速”で再生すると見えてくる様相
……ふーん、アメリカ政府さん、そうですか。重要性や公開必然性の基準が随分ズレていますな……あっ、これ映画でしたね、はいはい。シーンはすべてノンフィクションですけどね。
で、ビンラディンだが。病人だというのに要塞を脱出し、逃げて逃げて逃げまくり、その様子を逐一「頭脳明晰なヒール」として全世界に自身を放映し続けた。
本当にヒールなのかはさておき、何年も彼の姿を放映し続けることでアメリカ中の恐怖を煽ることに成功した……って、待てよ? アメリカ政府の理想通りの流れに向かっている気がしてくるぞ。ビンラディン、まさかブッシュの隠れ手先? 映画はそんな疑問を投じている。
やがて彼はアメリカ海軍に捕まり、殺され、遺体は海に捨てられた。アメリカが内緒で突然海に捨てたから、遺体が本当にビンラディンかは不明。あっ、それも重要じゃない? あっそう。
それにしても、タリバンの人たちは同胞を粗末にされて怒らないのか? その後、空軍のヘリはアフガニスタンで墜落したが……あっ、これも偶然なのかな?
映画の信ぴょう性は皆さんの判断に任せるが、出てくるはずのないパスポートが出てきたように、いずれひょっこり暴露文書が出てくれば面白いのに……。
参考:「Disclose.tv」、ほか
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