“5日間誰にも会わない”だけで人は発狂することが実験で判明、怖すぎる結果に! ボッチ生活はこんなにも人間を“制御不能”にする!
歯磨きをしていた彼女は突如カメラに向かい、洗面台を指してこう言うのだ。「ねえ、この洗面台を見てよ。ほら、犬がいるよね? これが目でしょ、これが耳、そしてこれが尻尾……」彼女が指で示すのはただの茶色いシミなど、洗面器に付着しているものにすぎない。それが犬に見えるのだという。つまり、とうとう彼女は幻覚を起こしてしまったのだ。
犬の前で歯磨きを終えたサラさんは、ベッドに戻り、再び静寂と対峙する。すると彼女は再び神経質になり「音がする」と言い出す。部屋には物音を立てる犬も人もいないというのに。
やがて、イライラしながら独り言を口にし始めた。「何もないのね。私は今からそちらに行くわ。抜け出すから……」。ポツリ、ポツリと、いったい誰に向かって話しているのか?
今度は犬ではなく、人が見えたのだろうか?
■他者との接触を断たれると孤独や不安に追い詰められる
サラさんのこの一連の様子を番組側が心理学者のポリーヌ・レニー・ペイトン氏に見せると、こんな所見が返ってきた。「彼女は幻覚を起こしているのではない。強烈な静寂に追い詰められ、自分自身の中に隠れていた孤独が芽を出した。彼女は、孤独を抱える自分自身と話しているんだ」。孤独と静寂の副産物は、心の奥に隠していた自分との対峙ということらしい。
5名がこの企画に挑戦したが、最終日まで独房生活に耐えられたのはサラさんを含めて3人だった。途中で終了した2人は、寂しさが怒りに変わるなどして続行不可能となった。
人は他者との接触を断たれると、もともと自身が抱えていた、あるいは隠していた孤独や不安に追い詰められ制御不能に陥る。そんな人間の弱さに気づかされる企画だった。
100%自分だけの時間を手に入れたい、一人にしてほしい、という欲求は誰しも持つであろう。しかし、そんな人たちでさえも、その願いを嫌というほどかなえられた後には、愛おしそうに人との接触を求める。
独房を出た3人がうれしそうにソーシャルメディアや電話にアクセスしてしまうシーンは、人はやはり他者とのつながりの中で生かされているのだと、改めて気づかされる。
参考:「Daily Mail」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊“5日間誰にも会わない”だけで人は発狂することが実験で判明、怖すぎる結果に! ボッチ生活はこんなにも人間を“制御不能”にする!のページです。子育て、母親、実験、監禁、幻覚、精神、嘔吐、鮎沢明、孤独、幻聴などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで