【上祐史浩・激白インタビュー】空中浮揚のウソ、ロシア政府との裏取引と武器売買…! 今明かすオウムと麻原の真実!
■社会から注がれる眼差し、変化の兆し?
――よろしくお願いいたします。まず、マンションに掲げられた横断幕を拝見しましたが、あれはどのように受け止めているのでしょうか? 嫌がらせに近いものなのでしょうか?
上祐史浩氏(以下、上祐) 私が思うに、嫌がらせというよりも、同じマンションの他の階に住む一般の方が、外部の人たちに対して、自分たちと「ひかりの輪」の会員が暮らしている階を区別する意味合いが強いと思います。15年前、「アレフ」(オウム真理教の後継団体とされる)としてこのマンションに130人くらいで引っ越した直後には、右翼団体に銃弾を撃ち込まれる事件も起きましたから。
ただ、その後15年間は事件などもなく、さらに2007年に私は「アレフ」を脱会し「ひかりの輪」として独立、現在このマンションに住んでいる会員は、わずか6人です。事情をよく知るマスコミの方は「昔とは隔世の感がある」と言いますが、昔の大きな団体のイメージはなかなか消えず、4年前に大雪が降った時には「なんで『ひかりの輪』の人間は誰も雪かきをしに出てこないのか」と近隣住民の方からお叱りをいただきました。しかし当時、実際には6人全員、仕事で外出していました。こうして対話ができる近隣住民の方には、折に触れて現状を説明させていただいています。
――なんと! 銃撃事件まで起きていたのですね! しかし、敷地内の警察が24時間監視しているという意味では、むしろ他より治安の良いマンションといえるのかもしれませんね。
■麻原の空中浮揚、衝撃の真相
――次に、麻原の死刑がいまだに執行されない理由は何でしょう? 「アレフ」信者の暴走を危惧してのことなのでしょうか?
上祐 まだオウム元幹部信者である高橋克也被告の裁判が終わっておらず、慣例上、共犯者の裁判中は、麻原の死刑を執行することはできないのでしょう。ただし、その裁判の終了は近づいており、麻原を含めオウムの死刑囚たちが一斉に死刑執行される可能性もあると聞いています。
――「アレフ」はオウム真理教の後継団体とみなされていますが、信者はいまでも麻原を信じているのですか?
上祐 私たちは、「アレフ」を脱会したい信者からの相談を受ける体制を取っていますが、その経験から「アレフ」は、自らを名乗らずヨガの勧誘のような形で人々に近づいて、その後「オウム真理教による一連の事件は全て陰謀だ」と主張して入信させる、というやり方を取ることが通常です。その意味で、依然として麻原を盲信していると言わざるを得ません。ただ、脱会の相談者も決して少ないということはなく、中には悩んでいる、迷っている人もいると思います。
――それにしても、麻原には本当に霊能力や超能力があったのですか? 体が宙にとどまる空中浮揚は本当にできたのでしょうか?
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