売られた死後結婚用の遺体、死後結婚で人生立て直し! 世界で「死後に結婚(冥婚)した人々5選」
■天国へ行くための死後結婚
1984年1月、交通事故により17歳の若さでこの世を去ったムン・フンジン。彼は韓国の統一教会の指導者ムン・ソンミョン(文鮮明)の息子であった。教会は、結婚した夫婦のみが天国へ行けると説いてきたため、フンジンは死の一カ月後の1984年2月20日にジュリア・パクと“霊魂結婚”することに。現在のジュリアは、亡き夫のメッセージを霊界から伝える未亡人として知られている。
■死後結婚したユダヤ人夫婦
『アンネの日記』に、アルベルト・デュッセルの偽名で登場したユダヤ人歯科医のフリッツ・プフェファー。彼はアンネの家に2年間隠れて過ごす前に、シャーロット・カレータという1人の非ユダヤ人女性と恋に落ちている。結婚を望んだ2人だが、1935年にナチスドイツによって制定されたニュルンベルク法により、ユダヤ人である彼らの結婚は許されなかった。その後、プフェファーとカレータはオランダへと渡るが、“水晶の夜”(反ユダヤ主義暴動)が起こったオランダでも同様に、ユダヤ人と非ユダヤ人の結婚は違法。ナチスが1940年にオランダに侵入するとプフェファーは捕まってしまい、1944年に殺害されてしまう。プフェファーの死から9年後にようやく合法的な結婚が許され、プフェファーとカレータは正式な夫婦になった。
■売られた死後結婚用の遺体
2016年、中国で馬(マ)という男が逮捕された。男は精神障害のある女性2人に「結婚相手を見つける」といって近づき殺害。その遺体は死後結婚用に売ろうとしていたという。中国では、この事件の前にも死後結婚用の遺体売買が行われていたため、政府は2006年に遺体の売買を禁止に。しかし、その影響で若い女性の死体や骨の価格が高騰。2015年には山西省の村から14人の女性の死体が盗まれる事件が起きるなど、違法な遺体売買を止めることはできていない。死後結婚は愛する者を失った人が心を癒す方法として度々行われるが、時に悪質な犯罪を伴うこともあるようだ。
参考:「LISTVERSE」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊売られた死後結婚用の遺体、死後結婚で人生立て直し! 世界で「死後に結婚(冥婚)した人々5選」のページです。死後結婚、殺人、統一教会、ユダヤ人、警察官、山下史郎、ナチスドイツなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで