グーグルが勝手に「シコえもん」を検索、 ブラックマジックに呪われ…吉田悠軌×辛酸なめ子のホラー体験とは?
「滋賀県の彦根。孕石家というところに、皿屋敷伝説があるんです。お菊の井戸とか墓も残っている。孕石家の末代の方が現代芸術家のハラミスキーさんなんですよ。その方がすごい。まず、つくっている作品が赤いリストカットが身体中にあるような古着やゴミでつくった人形」(吉田)
「ずっとしゃべるんですよ。なんですけど、僕が『お菊さんの井戸を見せて下さい』といったらぴたっと黙るんです。明らかに怖がってる。『うん……。あんまり人に見せてはいないんだけどね』って」(吉田)
それまで饒舌に自身の作品について語っているハラミスキーさんは、お菊の井戸の段になると、とたんに顔をくもらせて黙り込んだという。信憑性が深まり不気味である。
「ハラミスキーさんの“出産アート”が強烈。土偶の格好をして、ジャングルジムの上で出産するというアートなんですけど……」
それについて興味のある方は、動画サイトなどで検索をしてみて欲しい……。吉田さんの不気味な話は続く。
「氷室神社の恋愛弁天は、確かに効果がすごいんです。僕も理想通りの女性と結婚できました。でも、軽んじたり、指示に従わないとひどい目にあうんですよ。僕の友人が願掛けをしたとき、お賽銭の200円を持っていなくて、建て替えたんです。そうしたら、その彼。千代田線に轢かれました。脳みそがはみ出て意識不明。でも、助かったんですけどね」
吉田さんは、縁切りスポットより、縁結びスポットのほうがよりおぞましいと感じるそうだ。
「だって。他の可能性を全部切るということですから。情念が渦巻いていますよ」
世界のオカルトスポットを探訪している吉田さんが最近、最も気になっている場所は新宿だとのこと。確かに新宿のおかしな話はよくきく。なめ子さんは、ゴールデン街至近のテルマー湯に宿泊した際、一晩で5回金縛りにあったそうだ。
「すごかったですよ。色んな人が出てきた」
と、神妙な面持ち。まだまだ、話は尽きないようだったが、時間がきて、大盛況のうち、イベントは終わりを告げた。熱気冷めやらぬ様子で観客の方々は口々に感想をいいあっている。B&Bという場所柄か、陰なオカルトイベントではなく、アカデミックでオシャレな素敵イベントだった。
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