10点以上の「妊婦絵」が書かれた狂気の廃墟ラブホテルに潜入！ 妊婦の腹に短剣、「妊婦の霊が出る」との噂も

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　今となっては、廃墟マニアやDQNくらいしか寄りつかなくなってしまったこの廃墟は、10年以上前に同じ国道沿いにできた2軒のホテルに客を奪われて、廃業に追い込まれている。建物の裏には、軽自動車やさおだけなどが捨てられている。もう、愛欲を求めてやって来るカップルの声は、どこからも聞こえてこない。

　この廃墟に潜入するとき、最も恐ろしいのは、妊婦の霊や自殺者の霊などではない。「妊婦絵」を描いた人物と遭遇することだ。単独（もしくは、複数）で廃墟に忍び込み、このような猟奇的な絵を描けるニンゲンというのは、重度の病理を抱えている可能性がある。万一、絵の状態をチェックするために戻って来たらどうなるか……。もしかすると、妊婦の子宮を引き裂いているナイフの矛先が、こちらに向けられるかも知れない。

写真＝小倉門司太郎

文＝小倉門司太郎

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