【決定版】宇宙人・UFO最新“ガチ情報”だけ総まとめ! 地球にいる宇宙人、政府公認UFO、そして…?
●AATIPの予算は倉庫改築に使われた!?
作家のロバート・シェーファー氏は今回のペンタゴンとAATIPの一件に強い猜疑心を抱いていることを表明している。その根拠のひとつが、AATIPが国家プロジェクトであるにもかかわらず例外的な低予算で、国会議員が3人しか担当していない点だ。国防総省のプロジェクトでこんな小規模なプロジェクトはきわめて珍しいということだ。
そしてAATIPの活動の成果もまたきわめて貧弱なもので、いくつかのレポート類と今回公開されたこの非常に不鮮明な“UFO映像”だけであることも不可解であるという。さらに言えば、ハリー・リード上院議員と「ビゲロー・エアロスペース」のCEOであるロバート・ビゲロー氏との共謀によるちょっとした“資金稼ぎ”である可能性も否定できないということだ。ちなみに、ビゲロー氏も米CBSテレビで「宇宙人は地球にいる」「政府がUFO情報を隠蔽してる」と発言している。
さて、“資金稼ぎ”説の有力な説明として、ビゲロー・エアロスペースはこの時期に同社がネバダ州ラスベガスに所有する合金などを貯蔵する倉庫を改築している点を指摘している。シェーファー氏によれば、この改築の費用にAATIPの予算が使われている可能性があるということだ。
残る謎はなぜ倉庫を改築しなければならなかったのか? 改築した倉庫に何を収容しているか? である。
●AATIPの目的は何だったのか
ワシントンの国家公務員で米国科学者連盟(FAS)のプロジェクトを担当するスティーブン・アフターグッド氏もまた、このAATIPに疑惑の目を向けている。
通常、未確認飛行物体に関わる国家プロジェクトは米空軍によって提案されるのが常だが、このAATIPはハリー・リード上院議員とロバート・ビゲロウ氏によって持ち込まれたものであることがそもそも不自然であるし、UFO調査であるのに国防筋とは一線を引いているのも合点がいかないということだ。
●「報告書が科学的研究のために公表されないとすれば残念」
イリノイ州シカゴにあるアレン・ハイネックUFO研究センターの科学ディレクター、マーク・ローデギエーリ氏は「今回の(AATIPの)一件は複雑であり、物事の経緯を理解しようとしている最中にあります」と語る。
同研究センターは「プロジェクト・ブルーブック」を天文学の側からサポートするために設立された経緯もあり、軍や当局がUFO現象を調査し続けていることは承知していたものの、AATIPの存在と活動については知らなかったという。
「これらの報告書が科学的研究のために公表されないとすればとても残念なことです。より良い科学的研究のためにはUFOに関する高品質のデータが必要なんです」(マーク・ローデギエーリ氏)
専門家の多くの興味はやはりAATIPの活動で得られた残りの情報が公開されるかどうかに移行しているようにも見える。ともあれ転換期にあるとも言える現状のUFO関連事情をこの機会に確認しておきたいところだ。
参考:「Live Science」、「Daily Mail」、ほか
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