ネアンデルタール人が絶滅したのは絵が下手だったから! 人類最大の武器は「芸術の才能」だった!
地球上から絶滅したネアンデルタール人と生き残った我々人類とを分かつ決定的な違いはどこにあったのか? それは我々に備わっていた絵を描く能力にあったという――。
■ネアンデルタール人は手先が不器用で絵が下手だった!?
今から2万数千年前に絶滅したといわれているネアンデルタール人は同時期の我々の祖先よりも身体が大きくパワフルで、脳はなんと現代人よりも大きな容量を誇っていた。いわば“文武両道”であった可能性も高いネアンデルタール人はなぜサバイバルできなかったのか? 最新の研究では、ネアンデルタール人が生き残りに失敗したのは“芸術的才能”の欠如にあったと主張している。
我々の祖先は世界各地の洞窟の壁に絵を描き残しており、発見されるたびに初期の人類が持っていたアーティスティックな才能に驚かされることがあるが、その一方でネアンデルタール人が描いたといわれる壁画などはきわめて少ない。いったいどうしてなのか?
米・カリフォルニア大学デービス校のリチャード・コス教授は、ネアンデルタール人は視覚情報と手の連携能力(hand-eye coordination)があまり高くなかった可能性を指摘し、海外で話題になっている。つまりネアンデルタール人は手先が不器用で絵が下手だったのではないかというのだ。
「ネアンデルタール人は、以前に見た動物をワーキングメモリーから引き出して頭の中でビジュアル化することはできましたが、それらのビジュアルを巧みに描くために必要な手の動きを習得することができませんでした」(リチャード・コス教授)
イベリア半島・ジブラルタルのゴーハム洞窟群に刻んだものなど、ネアンデルタール人が描き残した壁画などの絵は人類の祖先が残したものに比べると極端に少なく、しかも描き方も稚拙なものであることから、人類とネアンデルタール人は“芸術的才能”の点で大きな差があったのではないかということだ。そして興味深いことにこの絵を描く才能の差こそが、ネアンデルタール人を絶滅させ、人類を生き残らせた決定的な要因であったことが指摘されているのだ。
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