「死者とのチャットサービス」をスウェーデンの葬儀屋が実現へ!
【朗報】「死者とのチャットサービス」をスウェーデンの葬儀屋が実現へ! “死者の意識が宿る完全コピーAI”誕生か?

ロシア系政府メディア「Sputnik」(2月23日付)によると、スウェーデンの葬儀会社「Phoenix」が、科学者の協力のもと、死者のデジタルコピーの制作に乗り出したという。現在、「Phoenix」は実現に向け、死者の生前の情報を提供してくれるボランティアを募っているそうだ。英紙「Daily Mail」(2月23日付)は、これを「(死者の)意識を持った完全なコピー」の創造だと評している。
Netflixの人気ドラマシリーズ『ブラック・ミラー』に、死者の生前の情報から構成された人格(AI)を宿した、本人そっくりのアンドロイドが登場するエピソードがあるが、「Sputnik」によると、「Phoenix」が作成する死者のデジタルコピーも、将来的にはそれと同レベルに達するかもしれないという。

30年前には、死者の生前の姿を写した写真に話しかけることぐらいしかできなかったが、技術の進歩とは恐ろしいものである。もし、亡くなった本人と瓜二つのアンドロイドが出現したら、死による喪失感が劇的に軽減されるのではないだろうか?
だが、「Oddity Central」(2月27日付)によると、「Sputnik」と「Daily Mail」の情報には誤りがあるという。最初にこのニュースを報じたスウェーデンメディア「Dagen」は、「意識を持った完全なコピー」とも「科学者が研究している」とも言っていないというのだ。葬儀会社「Phoenix」が計画しているのは、死者と同じような語り方をするチャットボットの制作であり、具体的には、人工知能(AI)を用いて死者の生前の声を複製し、簡単な質問に答えられるようになるだけだという。

2016年に、ロシアのAI企業である「Luka Inc.」社の共同創立者兼最高経営責任者ユージニア・クダが、事故で失った親友かつ同僚のハイテク起業家ローマン・マズレンコを、人工知能を活用した「自動会話プログラム」として復活させたが、「Phoenix」が制作するチャットボットもこれに近いようだ。残念ながら、AIに「人格」や「意識」を持たせるにはまだまだ時間がかかりそうだ。
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