【萩本欽一の都市伝説】「世の中はすべて7:3でできている」欽ちゃんの名言が深すぎる! あさりど・川本成が解説
■欽ちゃんと「UFO召喚」「遠隔透視」「四次元理論」の共通点
――(キック)漏れ伝わる話では、欽ちゃんはネタを考えるとき夜中の2時か3時ぐらいに星に向かってお願いをするそうですね。人がいっぱいいる昼間じゃなくて、みんなが寝静まっている時間にやるのが大事だ、と。それってUFOの呼び方とそっくりなんですよ。UFOって人が大勢いるときには呼んでも来ないけど、夜中に呼ぶとちゃんと伝わって来てくれたりするんです。
あと、サイキックの世界では「遠隔透視」っていうのがあって。例えば、隠しているマークの柄を当てたいとき、ペンを持って動かしながら、適当に言葉をバーッと書いていくんです。その中から5つぐらいの言葉を選んで結びつけると、隠しているものが見えてくることがあるんですね。
欽ちゃんを追ったドキュメンタリー映画『We Love Television?』(2017年公開)の中でも、そうやってランダムに言葉を書き出して番組のアイデアを練る場面があったんです。「かかとを使う」とか、突拍子もない言葉を書き溜めて、そこから発想を広げていく。
川本 そうですね。思いもよらないところからアイデアを持ってくる、っていうことがあります。いきなり「お前ら、もっと他人がやってない遊びをやらなきゃダメだよ。『マグロぶつけ』とかよ」って言われたことがあって。
――(ラリー)マグロぶつけ!?(笑)
川本 「マグロぶつけ」っていうもの自体、この世の中にないものじゃないですか。そういう人なんですよ。お笑いで言うと、誰かがルールを作った“主流”があって、大多数の人はそれを追いかけていく。でも欽ちゃんは「お前、逆だろ」って言うんですね。常にマイノリティを行かないとダメなんだ、って。
これもまた、ある日突然「世の中は全部『7:3』になってるよな」って言われたことがあるんです。野球だって、ピッチャーは投げる練習ばっかりしていて、バッターは打つ練習ばっかりしてるのに、どんなに頑張っても打率は5割に届かなくて、だいたい3割ぐらいになるだろう、と。
それで、いろいろと考えてみるとスティーブ・ジョブズとかウォルト・ディズニーみたいな後世に名を残した偉人って、あらゆる面で7じゃなくて3の側ですよね。つまり、どんなことでも成功できる存在は3割しかいないんですよ。そもそも勝負は7か3のどっちに入るか、なんだと。
だから、欽ちゃんはいつも3の方に行くんです。3っていうのは、つらい道なんですよね。つらいことだから誰もやりたがらない。でも、人がやらないことを避けたらプロじゃないだろ、っていう。
それで「いつからその考えになったんですか?」って聞いたら、子どもの頃にいろんな人の伝記を読んだことがキッカケだって言うんです。伝記を読むと、歴史上の偉い人も、若い時からずっといろいろな苦労を重ねていますよね。紆余曲折を経て、偉大なことを成し遂げているでしょう。つまり物語としても起承転結になってる。「だから、つらい方に行ったら伝記になるんだよ。俺、伝記になる男だからよ」って言うんです。
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2024.10.02 20:00心霊【萩本欽一の都市伝説】「世の中はすべて7:3でできている」欽ちゃんの名言が深すぎる! あさりど・川本成が解説のページです。萩本欽一、スティーブ・ジョブズ、運勢、キック、ラリー遠田、川本成、欽ちゃん、あさりど、四次元、遠隔透視などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで